10月2日、来春入社予定の学生らを対象にした企業の内定式が全国で開催された。新社会人として働き始めることに加え、コロナ禍で社会の在り方や人々の価値観が目まぐるしく変わる中、新社会人たちが抱える不安はこれまでよりもいっそう大きなものとなっているのでは。
メンズビューティケアブランド「uno(ウーノ)」が行った「就活と個性に関する意識調査」によると、「就活の面接やESなどで強みや個性について背伸びをした、または事実を誇張してしまった経験があるかどうか」に「ある」と答えた男性の73.1%が、就活後に「就活でアピールしていた個性」と本当の自分の個性の違いに悩んだ経験があるとのこと。
業界では「就活最適化個性」との言葉も使われているようだが、YouTuberやインフルエンサーとしての成功例が身近になったことも、他人との比較の中でやりたいことがなかったり自分自身をうまく表現できなかったりする自分に焦ってしまう背景としてありそうだ。
実際のところ、新社会人となるZ世代の学生たちはどんな悩みを抱えているのか。10月2日に内定式帰りの学生を対象にした「uno」のサンプリングイベントが行われていた東京交通会館(東京・有楽町)前で、サンプリングイベントに参加していた内定者のAさん(男性/専門サービス業内定/21歳/大学生/千葉県出身)に話を聞いてみた。
「内定式はちょっと緊張しました」と笑顔を見せたAさんは、「会社のビジョンだったり目標だったりに自分が擦り合わせていかなければいけない中で、自分が本当にやりたいことなのかどうかという点で自分を信じ込ませていたことはあった気がします」と就活を振り返った。
周りの仲間たちの様子についても、「『やりたいこととは違うけど、とりあえす採用されたいから会社に合わせて言っちゃった』という声はたくさん聞きました」と話してくれた。
Z世代の学生の特徴ともいえるかもしれないが、友人関係の中にはインフルエンサーとして脚光を浴びて活躍している人もいるそう。Aさん自身はインフルエンサーとしての活躍に焦りを感じることはないとのことだが、「自分の個性とマッチした会社に入って、そこでやりたいことを見つけて活躍されている先輩の話を聞くと不安になります」と、社会に出て個性が発揮できるのかに不安を持っているようだった。
イベント会場では、6つの「就活最適化個性」がパネルで紹介されていた。これは「みんなの就職デジャヴ~就活時に陥りがちな就活最適化個性を解説~」とし、「フィクションコメンテーター」「フィクションファシリテーター」「フィクションサブリーダー」「フィクションコミュニケーションキング」「フィクションマラソンランナー」「フィクションマネージャー」に分類、イラストで紹介するもの。
この中で、Aさんに当てはまるものを聞いてみたところ、本当は新しいことをしたいタイプなのに長く活躍する人材と思われたいため性格とは真反対の辛抱強さや継続力をアピールしてしまう「フィクションマラソンランナー(Vol.5)」かもしれないと答えてくれた。
またAさん以外にも話を聞いてみたところ、サービス業内定のBさん、Cさん(大学4年生)は「店舗を任されること」を、コンサル業内定のDさん(大学4年生)は「転職前提」のキャリアを目標に掲げていた。また彼らが皆、スキンケアとして化粧水と乳液を使用していることを明かしていたのが印象的だった。
社会に出るときは多くの不安を抱えるもの。「なんでも自分でできるような社会人になりたいと思っています。最終的には自分がやりたいことを突き詰めて、それで社会が幸せになってくれるようになりたいです」と話してくれたAさんをはじめとする、新社会人のみなさんの活躍を祈るばかりだ。
https://twitter.com/uno_official/status/1708678187947839823
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