スマホアプリ「TABETE(タベテ)」をご存じですか?
「TABETE(タベテ)」は、食品ロスをおいしく解消するフードシェアリングアプリです。飲食店で売れ残りそうな商品を定価よりも安くアプリに出品し、それをユーザーがレスキューすることで、売れ残りや廃棄を減らすという仕組みになっています。アプリの登録料・月額料は不要です。さっそく使ってみました。
食品ロス削減アプリ「TABETE」使ってみた
「お店を探す」をタップすると、近隣の地図が。レスキューの依頼を出している店舗は、えんじ色の吹き出しアイコンで表示されます。そこをタップすると「どんな商品が」「いくらで販売されているか」がわかるので、欲しい商品があれば注文するという仕組み。
今回は、4つ星ホテル「ホテル ザ セレスティン東京芝」のダイニング「ラ プルーズ東京」の、モーニングビュッフェの残り食材を詰め合わせたお弁当が、税込600円でレスキュー依頼が出ていたので、注文してみました。
店内でビュッフェを食べると、大人税込3,100円なので、考えようによっては2500円値引きです。代金は先払いで、アプリ内で支払います。私はクレジットカードで決済しました。代金後払いだと「買うと言ったけど、店に行かなかった」というような、お店に不利益がおこらないのがいいなと思いました。
4つ星ホテルのビュッフェの余りが600円のお弁当に
やってきました。600円の弁当を受け取るには、ゴージャスすぎるホテル……。
午前11時半頃に到着したのですが、ランチ営業はしていないようでガラーンとしていました。ハンサムなホールスタッフが出てきたので、アプリを提示。ソフトな接客でお弁当を受け取りました。
つい数時間前まで、このダイニングにモーニングビュッフェとして並んでいたのね。
ほくほくでお弁当を受け取り、帰宅しました。
お値段以上、おかずたっぷりの豪華弁当
アプリには、TABETEへの出品理由が掲載されているのですが、「ホテル ザ セレスティン東京芝」のページには、「当店ではお客様に楽しんでいただくために日頃からたくさんの種類のブッフェ料理をご用意しております。ブッフェとしての華やかさや豪華さを演出する為、余ってしまうことがございます。TABETEを活用して食品ロスの軽減に努められればと思い出品いたしました。」と記載されていました。ステキです。
それでは、いざ、オープン!
期待しすぎたのか、ぶっちゃけると、ちょっと拍子抜けしました。一見すると地味ですし、おかずも少ない印象を持ったからです。
おかずをの量を確認してみようと、取り出して並べてみたところ、実際はすごいボリュームでした。おかずはぎゅうぎゅうに詰め込まれていたのです。
おかずもお米も、さすがホテル。やっぱりおいしい。予想以上のボリュームで食べ終わるとお腹はポンポンでした。
日によっておかずの内容はかわりますが、この日は、ソーセージやベーコンやハムが多めに入っていました。若干塩分が多めでしたが、また食べたい、満足度の高いお昼ごはんになりました。ホテルのごはんを安く食べられて嬉しいし、フードロスが減るお手伝いもできて、これぞWin-Winです。
ほかにも、人気カフェチェーンのサンドイッチが約40%オフになっていたり、銀座の老舗のホールケーキが約35%オフになっていたりと、かなりお得な印象でした。参加店舗も東京の港区・中央区エリアはかなり充実しています。気になった方は、チェックしてみてください。
関連リンク:TABETE公式ホームページ
(執筆者: 大木奈ハル子)