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ムロツヨシ&宮沢氷魚インタビュー 「ドラフトキング」は「野球だけでなく、夢を追う人たちのドラマ」「がむしゃらに貢献しようとする姿はかっこいい」


野球漫画の名手・クロマツテツロウの大人気作コミックを、ムロツヨシ主演で映像化したWOWOWオリジナルドラマ「ドラフトキング」が、現在、WOWOWオンデマンドにて全話配信中です(「最終話 それぞれの選手ファースト④」の放送は、6/10(土)午後10:00より)。

未来のスター選手獲得に奮闘するプロ球団の剛腕スカウトを主人公に、スポーツの裏側の熾烈な争いと濃厚な人間ドラマが展開。その主人公で「横浜ベイゴールズ」のスカウト・郷原眼力役のムロツヨシさん、元プロ選手で新米スカウトの神木良輔役の宮沢氷魚さんに作品の魅力を聞きました。

■公式サイト:https://www.wowow.co.jp/drama/original/draftking/ [リンク]
■WOWOWオンデマンド:https://wod.wowow.co.jp/program/179302 [リンク]

●元になっているコミックが人気ですが、原作の感想はいかがでしたか?

ムロツヨシ:野球漫画はそれこそ物心付いた時からアニメも含めて、熱血モノ、根性モノ、夢追いモノ、いろいろと触れて来ましたが、まさかこういう視点でプロ野球を描くことで感動するというか、この着眼点はすごいなと思いました。僕たち野球好きからすると、そこに感動でしたよね。

宮沢氷魚:僕も驚きました。野球好きでもそこに意識はあまり行かないと思うので、マニアックなところに行ったなと、なるほどなと。僕自身も18年間野球をやっていたので、野球についてはひととおりのことは知っていたはずなのに、原作を読み、全然知らなかったなと思いました。

ムロツヨシ:そこにつまっている人間ドラマは、それぞれの、本当に違う人生が描かれています。夢が叶う者、叶わない者。そこにある残酷さが心を揺さぶると思うのですが、そういう感想でしたね。

宮沢氷魚:大好きなスター選手たちが生まれるプロセスを一から学んだような気がしていて、新しいタイプの野球漫画だなと思いました。

●ベテランのスカウト郷原眼力、新米の神木良輔、それぞれ役柄をどう受け止めて演じましたか?

ムロツヨシ:彼は独特の価値観で独特の言葉を使い、人を叱咤激励する役です。そこは魅力的であり、実は演じると決まる前からこの男のファンだったんです。なので、プレッシャーよりもうれしさが勝ちましたね。

宮沢氷魚:僕が演じた神木はピュアで正直で、ただ一生懸命走り続けている一方、空回りもしている男です。なので先輩のスカウトマンにボロクソに言われるのですが、それでも心が折れずに前を向いて走り続ける一面が魅力的なんです。それは根底で野球が大好きで、大好きな野球を裏で支えたいからで、その熱い想いは素敵だなと思いながら演じていました。

●球場でのロケが多かったと思いますが、撮影現場はいかがでしたか?

ムロツヨシ:野球のシーンはよかったですね。僕たちはスタンドにいて、現場を仕切っている演出部さんが選手経験のありそうな俳優さんたちを集めていたと思うので、そこに毎日感動していました。野球を経験している人たちばかりだから、野球を知らない方たちがドラマを観た場合の気になりそうな点などをしっかり話し合いながら作っていたことをよく覚えています。それは忘れられないエピソードですね。

宮沢氷魚:野球好きとしては、野球にまつわるロケ現場に毎日行けたことが夢のようで、県大会で使われたような立派な球場にたくさんいく機会があったんです。そこにいるだけで楽しかったです。天気にも恵まれて、キャッチボールの音やボールがバットに当たる音を聞くだけで臨場感を感じました。野球って楽しいなって改めて思った現場でしたね。

●今回の撮影や役柄を経験して、野球を観る視点は変わりましたか?

ムロツヨシ:スカウトマンは選手候補を選び、チームに入れることしかイメージになかったのですが、郷原のセリフに「お前が入団することで、誰か1人がクビになる。そういう厳しい世界だ」というものがあるんです。それを聞いた時にプロとしての厳しさ、とてつもない現実が待っていることを改めて理解したので、そこが印象に残りました。

宮沢氷魚:華やかなイメージとは違い、スカウトマンは地方のビジネスホテルに何日も泊まり選手候補を探し続けるなど、かなり過酷な仕事だと思いました。そこまでしても自分たちの球団にいい選手を入れたいという熱量に、とても感動しましたね。それはたぶんどの仕事もそうで、本当にがむしゃらに貢献しようとする姿は、僕はかっこいいと思いました。

▲放送開始記念のセレモニアルピッチに登場したムロツヨシさん、宮沢氷魚さん

●最後になりますが、ドラマをこれから観る方に一言お願いいたします。

ムロツヨシ:野球に興味がある方、経験者の方は当たり前に、とてつもなく深く刺さるドラマになっております。そして野球にあまり詳しくない、接したことがない方でも、それぞれの夢の追い方、近づけ方、叶え方。もしくは夢をあきらめる形、新しい夢をみつけるドラマになっておりますので、野球ドラマとしてだけでなく、夢を追う人たちのドラマとしても観ていただければと思います。

宮沢氷魚:過去に野球作品はたくさん出ていると思いますが、裏方にスポットライトを当てた作品はなかなかないと思いました。僕たちが普段野球場で観るような華やかな世界を支えるプロの方が各球団にはいて、そこに入れなかった球児たちもたくさんいる。そういう人たちの魅力を、このドラマを通じてひとりでも多くの方に伝わればいいなと思っています。

撮影=桃

■ストーリー(最終話)

(執筆者: ときたたかし)

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