ダイソンは5月23日に開催したイベント「Dyson Japan 25th anniversary Press conference」で、空気清浄機とアクティブノイズキャンセリング(ANC)ヘッドホンを一体化した「Dyzon Zone 空気清浄ヘッドホン」の日本での発売を発表しました。
ダイソン初となるウェアラブル製品でありオーディオ製品。イヤーカップから吸引した空気を二重構造のフィルターに通し、浄化した空気を非接触フェイスシールドの鼻と口元に供給します。
イヤーカップに装着する静電フィルターは0.1ミクロンの微粒子を捕集し、カリウムを含むカーボンフィルターは二酸化窒素や二酸化硫黄といった都市汚染の代表的な酸性ガスを捕捉します。開発にあたって同社製の空気清浄機が収集したデータから、全世界の都市部について空気の汚染度合いを把握。さらに、センサーモジュールを搭載したバックパックを背負った調査員が街中を歩いて調査することで、路上の空気汚染の度合いを調査したとのこと。
ANC機能は、本体に搭載する11個のマイクから8個を使用して1秒に38万4000回、周囲の音をモニタリングして最大38dBまで低減します。40mm径で16オームのネオジムスピーカードライバーを搭載。可聴域を超える6Hzから21kHzの周波数までクリアな音の再生を実現しています。2つのマイクによるビームフォーミング技術とノイズ抑制技術により、クリアな音声通話にも対応。バッテリー寿命は音楽再生のみで最大50時間、音楽再生と空気清浄を同時に使用する場合は最大4時間。
フェイスシールドは簡単に着脱でき、装着状態でもあごの下に回転させることで空気清浄とANCをオフにすることができます。
スマートフォンアプリ「MyDyson」から設定やモニタリングが可能。空気の質やノイズの状態はリアルタイムにモニタリングできます。
5月23日から直営店のDyson Demo、直販サイトのDyson.co.jp、一部家電量販店の店舗およびオンラインで順次販売を開始しています。直販サイトの販売価格は、ウルトラブルーとプルシアンブルーの通常モデルが12万1000円(税込)、プルシアンブルーとブライトコッパーの直販限定モデルが13万7500円(税込)です。