大人気ユーチューバー、ヒカキン（HIKAKIN）さんプロデュースブランド『みそきん』が2023年5月9日（火）からセブンイレブンで発売となりました。
今回発売されたのは『ヒカキンプレミアム みそきん 濃厚味噌ラーメン』と『ヒカキンプレミアム みそきん 濃厚味噌メシ』の2銘柄。しかし、発売されるやSNSでは売り切れ報告が続出。挙句には、インターネット上で転売されるという状況に。
ヒカキンさんのカップラーメン『みそきん』。セブンイレブン5軒巡ったけど全店舗で完売。都心部はムリぽ？ pic.twitter.com/0c7kDHxoXs
—クドウ@地球食べ歩き (@kudo_pon) May 9, 2023
「5店舗巡っても見つからない」というガジェ通クドウ記者の悲鳴を聞きつつ、筆者がダメ元で入ったセブンイレブンには、なんと『みそきん』が鎮座！！ラッキー！ （しかし濃厚味噌メシは売り切れ）
見えざる何かに感謝しつつ、会計を済ませ、家路へ急ぎました。
心を支えてくれたラーメン
改めてパッケージを見る。パッケージには誰もが慣れ親しんだ彼の顔。これだけでもう安心感すごいな。
裏側には、ビートボックスを奏でる初期のヒカキンとともにこんな一文が。
「僕の下積み時代を支え続けてくれたのは、ラーメンでした。人生が変わるその日も、ラーメンを食べてました。そんな僕が考えた元気の出る一杯です。HIKAKIN」
彼にとっては、魂のよりどころともいえる存在だったラーメン。どんな味に仕上げたんでしょう……。
カップには「特製香味油」が別添。カップの中はフライめんと かやく（ネギ、味付けメンマ、もやし）、粉末スープが同梱されていました。この状態でも、ふんわりと味噌とにんにくの香りが漂ってきます。
お湯を注いで、待ち時間は5分。あとで知ったのですが、フタの裏には何かプリントされている場合があるみたい。筆者のは無地でした。
時間になったら、香味油を注いで完成です。
「ヒカキンらしさ」
まずは、スープを一口……ん？ そんなにしょっぱくない。ユーチューバーと言うと「派手さ」みたいなイメージが先行していたせいか、地味な一口目でちょっと肩透かしを食らった印象です。
スープは豚とチキンのベースに対し、白味噌とにんにくで仕上げられています。
今度は麺と一緒にもう一口すすってみたら、じわじわと侵食してくる違和感。いい違和感。
「なんだろ……これ、美味いぞ」
白味噌の柔らかい当たりにニンニクの旨みが隠れつつ、香味油が邪魔をしないように香ってきます。塩味に頼らず、さりとて、味噌だけ、ニンニクだけといった一つの要素に頼らない、完全にバランスの取れた仕上がりになっています。
麺はやや太めのフライめん。言ってみればまあ、割と普通の麺なのですが「こういうのでいいんだよ」感もありつつ、いい具合に先のスープをまとって、これまたいいバランス。
とにかくスープが美味い。
インパクトだけに頼らず、長く食べたくなる美味しさ。これって味噌汁とか鍋のスープのうまみに近いと感じました。豚寄りだけどチキンが裏を支え、わざとらしくない白味噌のうまみがじんわりと口に残ります。ちなみに、七味がめっちゃ合います。
麺は80gあるので、まあまあの食べ応え。（参考：カップヌードル ビッグの麺は85g）
美味しいスープでしっかり食べたい、という欲求を満たしてくれる心づかいが感じられます。
……そうか、これはヒカキンさんだ。ヒカキンさんそのものだ。
彼の作るコンテンツと同じように、長く食べていても飽きないし、気づくとクセになっている。ものすごく派手な部分があるというより、うまみが多いのだ。
気づくと、スープを飲んでしまう。どうせならここに白米を入れて食べたい。絶対美味い。きっと、売り切れていた『濃厚味噌メシ』も美味いんだろうなあ。
塩分少なめに感じてたけど、塩分相当量は8.0g。結構あるけど、美味しいからついつい飲んでしまうー。ここはジレンマです。
ひとつリクエストがあるとしたら、かやくの量。もっとシャキシャキもやしやメンマがあったらなあ、って思いました。スープの美味しさに全振りしたからこそなのかもだけど、たくさんの具と一緒に、ワシワシシャクシャクと麺をすすりたい気持ちがありました。
そんなこと言いつつも、これで十分美味しいですけどね！ まるでヒカキンさんの人柄がうかがえるような、そんな仕上がりの『みそきん 濃厚味噌ラーメン』、おすすめです。
非常に品薄のようですが、もし見つけたらぜひお試しを。
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