原作:吾峠呼世晴(集英社ジャンプ コミックス刊)、アニメーション制作:ufotableによるアニメ「鬼滅の刃」は、2019年4月より『テレビアニメ「鬼滅の刃」竈門炭治郎 立志編』の放送を開始。その後、2020年10月には『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を公開、2021年から2022年にかけて、『テレビアニメ「鬼滅の刃」 無限列車編』『テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編』を放送・配信。そして、現在放送中の『テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』の最新第四話では、鬼舞辻無惨の直属の配下である “上弦の鬼”の半天狗、玉壺の襲撃で大混乱。特に、半天狗が分裂したことで登場した、積怒[せきど]、可楽[からく]、空喜[うろぎ]、哀絶[あいぜつ]という4体の鬼を前に、炭治郎や襧豆子達は、苦戦を強いられることとなります。
今回は、これまで炭治郎と共に鬼に立ち向かってきた、襧豆子に注目!鬼の襲撃によって人間から鬼へと変貌してしまった襧豆子が、これまでどのような成長・変化を遂げてきたのか振り返ってみましょう!
◆人間から鬼へ……そして、鬼殺隊の中でも認められる存在に
襧豆子が鬼と化してしまったのは、竈門家が鬼の襲撃にあったことが始まり。炭を売りに出ていた炭治郎以外の家族が襲われ、妹の襧豆子も傷口に鬼の血が入り込み、鬼へと変貌してしまっていた。一時凶暴化し、炭治郎を襲おうという場面もあるが、「鬼になんかなるな、しっかりするんだ、頑張れ、頑張れ」という炭治郎の声に涙を浮かべた。さらには、鬼でありながら炭治郎を守るそぶりを見せるなど、通常の鬼とは違う一面が垣間見れた。その後、鱗滝左近次の【人間は皆家族、人間を守れ、鬼は敵だ 人を傷つける鬼を許すな!】という暗示と自身の精神力によって、人を守るために戦う極めて稀な鬼となった。鬼殺隊の柱のメンバーの中でも、炭治郎と行動を共にしていることへの反感もあった。しかし、「無限列車編」で共に戦った炎柱・煉獄杏寿郎は、人間を守っている姿を見て、“鬼殺隊の一員として認める”と炭治郎に告げるなど、鬼殺隊の仲間として少しずつ認められることに。
◆成長を遂げる襧豆子、上弦の鬼に匹敵する能力も……!
炭治郎と共に激闘を繰り広げてきた襧豆子は、死闘を繰り広げる中で、その力や能力も格段に成長を遂げている。襧豆子が初めて鬼と戦ったのは、炭治郎が鱗滝左近次の元へむかう道中出会った、お堂の鬼との戦い。炭治郎を救うため、お堂の鬼の頭を蹴とばすという場面もあったが、ここではお堂の鬼に対し、防戦一方だった……。しかし、襧豆子は鬼との戦いでさらに強力になっていった。朱紗丸、矢琶羽戦では、以前よりも強靭な肉体と再生力を魅せ、朱紗丸と互角の戦い繰り広げる。下弦の伍・塁との戦いでは、鬼特有の能力である血鬼術で、自らの血を爆発させる“爆血”を繰り出した。塁が使う高強度の糸を焼き切ってしまうという強力な技で、炭治郎の戦いを後押しした。
しかし、成長を遂げる襧豆子の姿にもある異変が起こる。遊郭編での上弦の陸・堕姫との戦いでは、右目の上に角をはやした姿に変貌。これまで以上の力と上弦の鬼おも上回る回復力にまで成長すると、堕姫を圧倒した。だが、理性を失った襧豆子は、鬼としての衝動を抑えられないほど暴れ、炭治郎の制止も当初聞き入れないほど。母がよく歌ってくれた子守唄によって、眠りについた襧豆子だったが、炭治郎もこの襧豆子の異変には危機感を募らせる……。
上弦の鬼・半天狗、玉壺との戦いが始まった刀鍛冶の里編での、襧豆子に注目だ――。第三話から角をはやした姿になった襧豆子は、どんな戦いを見せてくれるのでしょうか、期待が高まります!
(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable