上沼恵美子が最近、テレビの出演本数を格段に増やしている。年末から最近にかけて『アウト×デラックス』(フジテレビ系)、『芸能人監督グランプリ』『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)、『激レアさんを連れてきた。ゴールデンSP』『10万円でできるかな』(テレビ朝日系)など多くの番組にゲストとして呼ばれている。
関西ローカルの長寿番組『快傑えみちゃんねる』(カンテレ)の終了や『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)審査員の勇退などで一気に「セミリタイア」に入るかと思われたが、ここにきて再びの快進撃。その理由とは?
まずは2021年12月、自身のYouTubeチャンネル『上沼恵美子ちゃんねる』を開設し、衰え知らずのトークスキルを披露する場ができたこと。それまでの在京のテレビ関係者も、「関西バラエティ界の女帝」という肩書きを前に声をかけづらい雰囲気もあったが、それがいい意味で外れ、オファーが次第に増えて行った。
さらに、貴重な自宅豪邸を公開するなどプライベートも、むしろ以前より積極的に露出するようになった。さらに総額10億円もする数々の別荘をすべて現金で買った話、たまたま歩いていて見つけたマンションの空き部屋を“秒”で購入した話など、近頃はあまり聞かないバブリーなエピソードも歓迎された。
また、波瀾に満ちた半生も出し惜しみなく解禁。天才ちびっ子歌手として名を馳せ、同じくまだ幼かった天童よしみと競い合った少女時代、実の姉と組んだ伝説の漫才コンビ「海原千里・万里」としてステージで歌声を聞かせていたら、北島三郎からスカウトされた話、大物テレビマンの夫から「東は滋賀、西は姫路まで」と活動地域を制限された話など、枚挙にいとまがいない。
現在68歳。今まさに第2の黄金期を迎えつつある上沼恵美子の今後に大いに注目していきたい。
(執筆者: genkanaketara)