週刊少年ジャンプにて大好評連載中で、全世界発行部数500万部を突破している人気漫画作品『マッシュル-MASHLE-』(著者:甲本一)。 魔法界を舞台に繰り広げられる個性豊かなキャラクターたちとの友情や戦いと シュールなギャグによって生まれるギャップに話題沸騰中のアブノーマル魔法ファンタジーです。
そんな『マッシュル-MASHLE-』のTVアニメが毎週金曜24:00より放送中!レモン・アーヴィン役の上田麗奈さんにお話を伺いました。
――まずは本作の魅力、台本を読んだ時や収録を通して感じた面白さを教えてください。
登場人物たちの個性的なキャラクターをコメディシーンでたっっぷりと浴びた後に、シリアスなシーンでそのキャラを深掘り、魅力を感じることが出来るのが素敵な作品だなと思いました。一人一人もれなくぶっ飛んでいるので、観ていてずーっと面白いです。飽きることなく楽しめる作品だなと。
――私も作品を観るまでは、ギャグ“全振り”なのかなと思っていたのですが、シリアスなシーンも面白いですよね。
そうなんですよね!グッとくるシーンも多いので、ぜひ注目していただきたいです。
――上田さんが演じられたレモンもかなり個性的なキャラクターですが、最初はどんな印象を受けましたか?
ここまで強烈なキャラクターを演じることってなかなかないので、最初は「ずっと感情を保っていられるのってすごいな」と思いました。私にはここまでの爆発力が無いから、純粋にすごいなと思いつつ、恐れさえ感じました(笑)。でも原作や台本を読み込んでいって、実際に収録を重ねていくと、レモンちゃんの自己肯定感の低さから来る爆発力なのかなと感じてきて、それがすごく愛しいなと。レモンちゃんが持っている強い気持ち、意志を使って、普段は発揮できていない力を出していくシーンもあったりするので。そのギャップが面白いと思いましたし、素敵な女の子だなと感じました。
――レモンと自分の共通点を感じた部分はありますか?
レモンちゃんほどじゃないですけれど、うちの猫ちゃんたちの為なら苦手な電話も出来ます(笑)。小さいことですけれど、レモンちゃんのギャップと同じラインにいるのかなと思うと、そういう所が共通点なのかもしれないですね。
――そんなレモンを演じる上で工夫した点や、監督から言われたことはありますか?
オーディションの時は、バトルになった時の「なりふりかまっていられない!こわい〜!」みたいな部分と、マッシュへの愛の強さのギャップが面白いキャラクターなのかなと思っていたのですが、「わ〜!」ってパニックになっている時にも、マッシュに対しての思惑があったり、「ちょっとかわいこぶっている印象でお願いします」とディレクションをいただいて。「あ、本当に世界の全ての中心がマッシュくんなんだな!」と思いました。
収録を重ねるうちにレモンちゃんがどんどん私の中でも馴染んできて、オンエアでもどんどん、気持ち悪くなっていっているかもしれません(笑)。
――レモンちゃんはもちろんなのですが、他に上田さんが気になったキャラクターがいれば教えてください。
最初の方に出てくるルッチ先生は、アフレコを経て好きになりました。お芝居がついたことによって、人間味が増していて。『マッシュル-MASHLE-』の登場人物たちは、ぶっ飛んでいるから共感しづらいキャラクターが多くて。それがだんだん回を重ねるごとに、それぞれの深みが増していくから面白いのですが、先生は最初から人間くささがあったなあと思います。誰にでもあるマイナス思考な部分を出していて、応援したくなるキャラクターでした。心穏やかに生きてほしいと思います(笑)。
――素敵な視点をありがとうございます!上田さんは魔法とか、魔法的世界観は昔からお好きだったりしますか?
小さい頃『美少女戦士セーラームーン』『キューティーハニー』『おジャ魔女どれみ』とか、ファンタジックな作品をもれなく通ってきていたので。「『カードキャプターさくら』のあのカードが欲しい!」とか思っていましたね。この『マッシュル-MASHLE-』のみんなが着ているローブとか杖とか、そういった世界観も好きなので参加出来てうれしいです。
――魔法を使えるなら、どんな魔法を習得したいですか?
まずは自分の健康を守って暮らしを豊かにしたいなというのと、動物に言葉を伝えられる能力が欲しいです。そんな魔法があるなら、勉強してうちの猫ちゃんに「これは危ないから食べちゃだめだよ」とか「今日は何時に帰るからね」とか伝えたいです。猫ちゃんからの言葉は分からなくていいんです。聞こえちゃうとショックを受けちゃう可能性があるから(笑)。普段努力は苦手なのですが、健康と猫ちゃんのためなら頑張れそうですね。
――私も猫と暮らしているので、めちゃくちゃ分かります……!「病院の検査があるからご飯抜きなだけで、意地悪しているわけじゃないんだよ」とか伝えたいですね。
すっごく切なそうな顔をするんですよね……!可哀想になっちゃうから言葉を伝えたいですよね。
――本当にそうですね、猫トークが出来て嬉しいです。最後に、アニメの放送を楽しみにしている方に改めてメッセージをお願いします!
原作を読んでいても、コメディとシリアスのバランスが素晴らしくて、ずーっと楽しめる作品だなと感じていました。アニメーションになることで、色もついてキャラクターも動いて、声のお芝居もつくと、よりキャラクターの個性が色濃く感じられるなと思います。それぞれのキャラクターへの解像度がとても上がる作品になっています。OP、ED含めて音楽でもすごく遊んでいるので、スタッフさん、キャストが楽しんで作ったアニメを、ぜひ皆さんも楽しんでいただけたらなと思います!
撮影:オサダコウジ
「マッシュル-MASHLE-」
【コピーライト】
(C)甲本 一/集英社・マッシュル製作委員会
【OA表記】
4月7日(金)24:00より、TOKYO MXほかにて放送開始!