24日、『探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ)に出演する新たな探偵として、カベポスター・永見大吾(ながみ だいご)、落語家の桂二葉(かつら によう)が決まった。
これまで同番組の新たな探偵として発表されていたのは、霜降り明星・せいや、ゆりやんレトリィバァだったが、ここにきて、全国的にはまだなじみのないメンバーが追加されたことになる。もちろん一部ではよく知られている名前だが、一体どんな人物なのだろうか? それぞれ紹介していこう。
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まずはカペポスターのボケ担当でネタ担当、永見大吾だ。コンビとしては結成9年、昨年の『M-1グランプリ2022』(テレビ朝日系)の1stラウンドでトップバッターを務めて、審査員の山田邦子から84点をつけられたことでも知られる。さらに今月行われた『R-1グランプリ2023』(フジテレビ系)で初の決勝に進み、「世界で1人は言っているかもしれない一言」というネタを披露。6位の成績をおさめている。185cmの高身長、メガネが特徴。顔立ちの“系統”としては「チュートリアル徳井義実」。メガネ要素として、おいでやす小田を合わせた感じ。
大喜利が得意ということで、学生時代、『着信御礼!ケータイ大喜利』(NHK)では「メスシリンダ~」というペンネームで頻繁に投稿していた常連の職人だった。2006年4月オンエアの第2回では、「10文字作文」というお題に投稿。テーマは「さびしい」というものだったが、これに対して「本気なの僕だけだった」と回答し、番組内で紹介されていた。
『IPPONグランプリ』(フジテレビ系)でも「走るパン屋」という名で投稿していたようで、2013年5月放送の第9回大会では一般回答で採用され、番組オリジナルUSBをゲットしている。その時の大喜利問題と答えがこれだ。
Q.「検査をしましょう」どうしたの? A.「くしゃみの時、一瞬鼻が顔より大きくなる」。
キャラクターとしては無理やりボケを放り込むタイプではなく、淡々として冷静沈着なタイプだ。これもまた徳井に似ている。ただ永見は以前出ていた『ラヴィット!』(TBS系)では精彩を欠いていた。しかし『ナイトスクープ』は芸人として笑いを生み出すよりもレポートが命なので、うまく立ち回れるのではないだろうか。
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2人目の桂二葉は、独演会を開けばたちまちチケットは完売すると言う、今売り出し中の若手女流落語家。お昼のバラエティ『ぽかぽか』(フジテレビ系)の水曜レギュラーとして1月から出ている、着物でおかっぱヘアの女性タレントといえば分かるだろうか?
『ぽかぽか』を見ているだけではその面白さは伝わりづらいが、2021年、女性で初めて『NHK新人落語大賞』を受賞して「若手落語家日本一」となった。性差を感じない芸風の持ち主で、噺の中に出て来る振り切った「アホ」や、いけすかない子どもを演じるのが得意。
20歳頃まで人と話すのが苦手だったという二葉。それが落語と出会い、噺の世界で違う自分になれる快感に目覚めたという。また「女に落語は無理」という固定観念への対抗心は人一倍強く、真正面から古典を磨いて腕を認められようと努力している姿にもまた心打たれる。ちなみに、おかっぱヘアは4日に一度は自分でハサミを入れて整えているとか。
『ナイトスクープ』としては、せいや、ゆりやんという安全パイだけではなく、お試し枠、先物買いとして永見と一緒に、この二葉を番組から育てていきたいのだろう。いずれにしても36年目の『ナイトスクープ』が、ますます面白くなることを期待したい。
(執筆者: genkanaketara)