亀田製菓の米菓『しゃり蔵』をご存じだろうか? 『しゃり蔵』は米粒のザクザク食感が特徴のあられである。
一個人として言いたい。
<『しゃり蔵』は美味いぞ! と>
筆者は正直に言うとかなりのクセになっている状態だ。
『カイジ』とのコラボが勃発
今回紹介する『しゃり蔵』のパッケージは、『賭博黙示録カイジ』のオリジナルコラボパッケージとなっている。
『しゃり蔵』は過去にもカイジとのコラボを行っている。おそらくは「この悪魔的な美味しさを伝えるにはカイジが最適なのだ」と、亀田製菓の中の人が確信を得たのだろう。
今回の第二弾コラボも、全10種類のコラボパッケージを用意(うち1種類はシークレット)。裏面には全10種類のオリジナル漫画「カイジさん」が掲載されている。
ハンチョウ、遠藤、一条も絶賛
改めてコラボパッケージを見てみよう。その圧倒的な人気ゆえ、カイジファンならずとも見かけたキャラがいるのではないだろうか。
そんなインターネットミーム(流行的な面白動画・画像)にもなりうるカイジのキャラたちが『しゃり蔵』を絶賛している。強い。絵力もネタも強い。
味わってみる
当初は“味見”のつもりで口にした筆者だが、気づいたら結構な量を食べてしまっていた。今一度、冷静に味を振り返ってみる。
ひと粒、口に放り込む。ほんのりかすかにガーリックオイルを感じる。うるち米のあられは心地よくも、しっかりとしたザクザクの食感だ。わずかに歯ごたえのあるお米のつぶつぶが食感にコントラストをもたらしている。この食感の差が、噛む楽しみをもたらしていると言えよう。
そしてパッケージにもある“だし塩味”。だしのしっかり効いた塩が、薄すぎず濃すぎず、表面からしっかりと感じられる。この塩の粒が、実にいとおしい美味しさなのだ。
かみ砕くごとに、だし塩の味が広がり、お米の風味が立ってくる。お米の粗粒が口の中から消えるか消えないか、という頃にお米の甘味がしみじみと残る。このバランス……。
お酒にも合う
『しゃり蔵』、そのまま食べても、地味に止まらない美味しさだ。お茶などの飲み物があったらなお良い。そして、お酒との相性も極めて良い。
今回はカイジの気分になって、キンキンっに冷えたビールと合わせてみた。ありがてえ。
まずは、『しゃり蔵』を口に放り込む。だし塩味と食感を楽しみながら咀嚼する。
そこへビールを流し込む。うま味の直後に冷たいビールが押し寄せる感覚が楽しくて止まらない。
口に入れた瞬間のだし塩の粒、適度に残るお米の粒感による歯ごたえなど、『しゃり蔵』の楽しみが、冷たいビールでリセットされることで、また『しゃり蔵』ループが楽しめるのだ。『しゃり蔵』のクセになる部分がわかった気がする。
袋が空になってしまっても、残っただし塩味の粒をつい、指で探してしまう。これがまたうまい……。
もし、毎日の地下労働のあとにキンキンっに冷えたビールと『しゃり蔵』があったとしたら、それだけで満足してしまうかもしれない。「しあわせぇ~~っ…………!」
袋はチャック付きなので、ビールを買い足しに出かけている間に湿気る心配もない。もっとも、チャックを使うことなく食べきってしまいそうだが……。
しゃり蔵、買えるのはコンビニ
『しゃり蔵』はコンビニ限定の商品である。スーパーにもオンラインでも、見当たらないはずだ。もし『しゃり蔵』の味に取りつかれてしまったなら、コンビニに走ってほしい。
Eカード風のクオカードが当たる……だと?
今回のコラボパッケージの発売を記念した、オリジナルグッズが当たるキャンペーンも用意されている。
期間中に『しゃり蔵』を合計2袋以上購入して応募すると、抽選で「Eカード風デザインクオカード」5000円分が抽選で300名に当たるそうだ。
クオカードの5000円分の内訳は「皇帝1枚・奴隷1枚・市民8枚」と原作そのままだ。詳しくはキャンペーンページを確認していただきたい。
https://www.kameda-sharizo.com/
食べることで、悪魔的な体験を得てほしい
『しゃり蔵』、価格は120円(税別)だ。120円で買える満足感を、是非試してほしい。なお、今回のカイジコラボパッケージ第二弾は数量限定となっている。
「圧倒的至福っ…!開封っ…!」「酒との圧倒的相性っ…!」「悪魔的だっ…!このつまみ…!」「僥倖っ……!なんという僥倖っ…!」「このつまみ…確保のご命令です…!」
食べたらきっと、これを読んだあなたもそう言ってくれるはずだ。
(C)福本伸行/講談社