トム・ハンクス最新作『オットーという男』が、3月10日(金)に全国公開となります。本作で、名優トム・ハンクスが演じるのは、町一番の嫌われ者!オットーは町内イチの嫌われ者でいつもご機嫌斜め。曲がったことが大っ嫌いで、近所を毎日パトロール、ルールを守らない人には説教三昧、挨拶をされても仏頂面、野良猫には八つ当たり、なんとも面倒で近寄りがたい…。そんな彼が人知れず抱えていた孤独とは?
原作はスウェーデン発の世界的ベストセラー小説「幸せなひとりぼっち」。同タイトルで映画化され2017年のアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた。この作品に魅せられたトムが自らプロデューサーも務める。オットーの喜怒哀楽や心の変化を演じたトムの演技には誰もが心を揺さぶられ、<オットーという男>を好きにならずにいられないはず。正反対な家族との日々を通して、もう一度「生きる希望」を見つけていく男の物語を、ユーモアあり、涙ありで描いた感動作です。
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トム・ハンクスはもちろん、共演のマリアナ・トレビーニョや、トム・ハンクスの実の息子であるトルーマン・ハンクスなどの名演が光る本作。筆者が特に注目したのは、野良猫役のシュメーグルくん(7才ぐらい)です!
毎日イライラのオットーのもとになぜかよく現れる野良猫。オットーは邪魔そうに追い払うのですが、気に留めない様で自由に過ごしています。
物語の中でも重要な役割を果たしているこの猫さん。マーク・フォースター監督はシュメーグルくんについて「彼は実際に90%演じてくれて、残りの10%はCGです。プレミアのイベント(トップ写真参照)にも参加してくれて、とってもおりこう。めちゃくちゃ才能のある猫で、すごく気質がかわいいんです」と大絶賛。
「もちろんオーディションもやりました。普通はこの猫でいきますって写真を見せられるんですけど、やっぱり合ってみないとわからないからね。通常は五匹とかで挑むんだけど、今回は本当に一匹だったので、かなり信頼しなくてはいけなかったし、本当に見事な仕事をしてくれました」とかなりのスーパーキャットであることが分かります。
「映像の世界では、動物と子供は大変と言われているんだけど、その通りで、簡単ではなかった。実際にシュメーグルもちゃんと座っていたり、幸せそうに立っていたりと撮影がちゃんとできる時もあれば、突然どっかに歩いて行ってしまうこともあって、そうなるともうそこで撮影はストップしてしまうんですよね。他の日に撮影するか、グリーンバックで撮影して合成するなど、試行錯誤しました」と撮影の裏話も明かしてくれたマーク・フォースター監督。
ぜひ映画『オットーという男』で、シュメーグルくんの名演技を堪能して!
『オットーという男』 (原題: A Man Called Otto)
3月10日(金)全国の映画館で公開
シュメーグルくんの名演