“大阪発。⽇本全国、そしてアジアへ!”をテーマとする映画祭「第18回大阪アジアン映画祭」が3月10日~19日に開催される。上映作は、16の国と地域で製作された、アジアの人々に関連する全51作品。そのなかで2つのホラー作品がラインナップされている。
コンペティション部門の台湾映画『黒の教育』は、ホラー、バイオレンスの要素を盛り込んだ一作。卒業式の夜、永遠の友情を誓って“誰にも言えない過去の悪事”を告白し始めた男子高校生三人組が、暴力と血にまみれた悪夢のような一夜を体験する。俳優クー・チェンドンの監督デビュー作で、『怪怪怪怪物!』のギデンズ・コーが脚本を手掛けている。
斬新・挑戦的な作品にスポットを当てるインディ・フォーラム部門の日本映画『NEW RELIGION』は、ジャンルを超越した新たな恐怖を描き、独特の世界観に引き込むアブストラクト・SFホラー。幼い娘を失った心の傷を持つ主人公・雅。デリヘルで働く彼女は、「背骨を写真に撮らせてほしい」と頼み込む奇妙な客に出会う。その客は毎回異なる体の部位を撮影していくが、雅は撮影されるごとに“亡き娘の霊”が近づいてくることに気付く。監督は、これが初長編となるKeishi Kondo。主演は瀬戸かほ。海外の映画祭で高い評価を受け、今回がアジア初上映となる。
各作品の上映チケットが現在発売中。監督やキャストなどのゲストが登壇する上映回もあるのでお見逃しなく。詳細は映画祭公式サイトでお確かめを。
第18回大阪アジアン映画祭(OSAKA ASIAN FILM FESTIVAL 2023)
http://www.oaff.jp
期間:2023 年 3 月 10 ⽇(⾦)〜19 ⽇(⽇)
会場:ABC ホール、シネ・リーブル梅田、梅田ブルク 7、大阪中之島美術館、国⽴国際美術館
料⾦:1,300 円、⻘春22切符:22歳までの方、500円ほか
主催:大阪映像⽂化振興事業実⾏委員会(大阪市/一般社団法人大阪アジアン映画祭/大阪商工会議所/公益財団法人大阪観光局/朝⽇放送テレビ株式会社/⽣活衛⽣同業組合大阪興⾏協会/株式会社メディアプラス)
画像:『黒の教育』 (C)CHARVEST 9 ROAD ENT.
画像:『NEW RELIGION』 (C)SHM FILMS