山形市がラーメン消費量日本一を奪還したニュースは記憶に新しいだろう。2021年の調査では日本一の座を新潟市に譲ったものの、市をあげてラーメンに熱を注いできた山形市が2022年の調査で王座を奪還した。
昨日オンエアした山形テレビ『われらラーメン王国「とっておきの店」BEST30』ではインターネットや山形県内4地域での街頭アンケートを通じて2000人近い県民からとっておきのラーメン店を大募集し、山形のラーメン店BEST30を発表した。強豪ぞろいのラーメン大国・山形県のトップに立ったのは“新旬屋 本店”だ。
“新旬屋”は2006年に創業。創業当初より鶏にこだわったラーメンを提供している。
山形県内の蕎麦処で提供している「鶏中華」を進化させ、地元ブランド鶏「さくらんぼ鶏」を使用した、丸ごと鶏が味わえる「金の鶏中華」が看板商品だ。
「以前は、新庄市のご当地ラーメンである“とりもつラーメン”や蕎麦屋さんが提供する“鶏中華”などを提供していました。なかなか“新旬屋”オリジナルのラーメンができず、試行錯誤をしていました。
そんな中、ラーメン屋が本気で“鶏中華”を作れないか試している間に今の“金の鶏中華”が完成しました。
スープはもちろん鶏ベース、麺は山形のラーメン店特有のもちもちプリプリの手揉み麺。蕎麦屋さんのように注文が入ってから鶏肉に火入れをし、そしてラーメン屋らしく、最後に鶏油で香り付け。
ラーメンと蕎麦の技術を融合した、鶏だらけの鶏中華が完成しました」(店主・半田新也さん)
鶏の旨味がどんぶりからバクハツする一杯で、一口食べれば虜になってしまう美味しさ。全国のラーメンイベントや催事でも大人気の一杯だ。
この2月からは東京・池袋の“東京ラーメンショー極み麺Selection”に半年間限定出店している。都内でも食べられるのが本当に嬉しい。ラーメン大国・山形のNo.1に輝いた一杯、ぜひご堪能あれ。
東京ラーメンショー極み麺Selection「新旬屋 本店」
東京都豊島区南池袋1-24-5 池袋楽園タウン1F
03-5951-4300
(執筆者: 井手隊長)