デヴィッド・クローネンバーグ監督が手掛けた『ビデオドローム』(82)が、89分のディレクターズカット、そして初の4Kデジタルリストアで6月16日より劇場公開されることが決定した。東京テアトルが名作をセレクトして上映するスペシャルプログラム「テアトル・クラシックス」の第三弾となっている。
『ビデオドローム』は、過激なアンダーグラウンド番組を発見したことをきっかけに、現実と幻覚の区別を失っていく男の姿を描いている。『スキャナーズ』(81)で大成功をおさめたクローネンバーグ監督がその後に手掛けた一作で、全米公開から今年で40周年を迎える。
クローネンバーグ監督は、2022年に8年ぶりの⻑編映画『Crimes of the Future』(原題)をカンヌ国際映画祭で発表。また、88年に手掛けた『戦慄の絆』はレイチェル・ワイズ主演でドラマシリーズとしてリメイクされ、Prime Videoで4月21日より独占配信が決定している。
『テアトル・クラシックス ACT.3 ビデオドローム 4K ディレクターズカット版』
6月16日(金)より全国順次ロードショー
監督/脚本:デヴィッド・クローネンバーグ
製作総指揮:ビクター・ソルニッキ、ピエール・デヴィッド
製作:クロード・エロー
特殊メイク:リック・ベイカー
音楽:ハワード・ショア
出演:ジェームズ・ウッズ、デボラ・ハリー、ソーニャ・スミッツ、ピーター・ドゥヴォルスキー
配給:東京テアトル
<ストーリー>
暴力やポルノが売り物のケーブル・テレビ局を経営する主人公マックスは、ある日部下が偶然傍受した電波から<ビデオドローム>という番組の存在を知る。そこには過激な拷問や殺人が生々しく映し出されていた。そんなある日、調査の中で、<ビデオドローム>は見た者の脳に腫瘍を生じさせ、幻覚を見させることが分かる。やがて<ビデオドローム>に支配されてゆくマックスの世界も、均衡が崩れてゆく…。
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