Amazonは2月14日、スマートスピーカー「Echo Dot」「Echo Dot with clock」新モデルの出荷を開始しました。
いずれも前モデル同様、コンパクトな球体デザインを採用。10%大型化した44mmスピーカーを搭載して音質が向上し、よりクリアな高音と深みのある低音を実現しています。2台でステレオペアリングに対応し、「Fire TV」シリーズとの組み合わせで手軽にホームシアターを楽しむことができます。
13日に開催された製品説明会では、最近のEchoシリーズの機能アップデートを含む新製品の使い方が紹介されました。たとえば、タイマーを組み合わせて「アレクサ、10秒後にサーキュレーターをつけて」と話しかければ、家電のタイマー操作が可能に。キッチンタイマー代わりに利用する場合は、時間が来たら「アレクサ、止めて」と話しかけなくても本体をタップすることでタイマーを止められます。Amazonアプリとの連携では、「アレクサ、買い物リストに水を追加して」と話しかけると、Amazonアプリの「Alexaリスト」に「水」の買い物リストが追加され、「水をショッピング」から選んで購入することができます。
自宅のデスクでのリモートワークをイメージしたデモでは、「アレクサ、仕事を始めよう」と話しかけることでデスクライトと加湿器をONにする操作を実演しました。新たに追加された「翻訳モード」では、「アレクサ、翻訳して」と話しかけ、言語を聞かれたら「英語」と答えることで翻訳モードを実行。英語で話せば日本語に、日本語で話せば英語に翻訳して発話してくれます。スマートディスプレイ「Echo Show」を使えば、翻訳したテキストの表示も可能。
寝室をイメージしたデモでは、「アレクサ、おやすみ」と話しかけることでカーテンを閉め、リラックスする音楽を再生する操作を実演。就寝中の咳を認識して加湿器をONにするなど、音をトリガーに操作できることが紹介されました。他にも、赤ちゃんの泣き声や水栓の水の音などをトリガーに設定できるとのこと。
新たに温度センサーを搭載し、室温の変化をトリガーに家電を操作することもできます。前モデル同様にモーション検知機能も搭載し、部屋に入ると照明が自動で点灯するなどの操作も可能。2月1日からEcho Dot、Eho Dot with clockを含む17種類のEchoデバイスが、Androidアプリでのセットアップを対象にスマートホームデバイスの標準規格「Matter」のWi-Fi経由での対応を開始したことも併せて発表されています。
Echo Dot with clockのデジタル表示画面は5×21のドットマトリクスディスプレイに進化。従来の時間やアラームだけでなく、天気アイコンや曲名、アーティスト名の表示に対応しています。
Echo Dotはチャコール、ディープシーブルー、グレイシャーホワイトの3色をラインアップして、価格は7480円(税込)。
Echo Dot with clockはグレイシャーホワイトとクラウドブルーの2色をラインアップして、価格は8480円(税込)です。