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「身近にある海や水の大切さをあらためて感じて欲しい」『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』への監督の想い


全世界歴代興行収入第1位に輝き、それまでの映像界の常識を一変させた革命的超大作『アバター』(09)。映画の頂点を極めた巨匠ジェームズ・キャメロンが13年間心血を注いだシリーズ最新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が全国大ヒット公開中です。この度、本作の監督を務めたジェームズ・キャメロンと、長きにわたり監督の右腕を務めてきたプロデューサーのジョン・ランドーが、本作に自然環境に関する深いメッセージがあることを明らかにしています。

ジョンは、「水は生命を生み出し、時に奪い、そしてエネルギーを与えてくれます。地球も人間の身体も水なしでは存在しえませんし、環境問題も水が関係しています。本作の舞台を海にしたのは、ジムが長年にわたり興味を抱いているこのような“水”の哲学を作品に反映させたいと思ったからです」と語り、“水”にまつわる死生観や、環境保全の問題を作品に反映させていることを明らかにしています。

本作で描かれる深淵なる海の世界は、神秘に満ち溢れています。主人公ジェイクとその家族が生まれ故郷の森を離れ、たどり着いた先に住む海の部族メトカイナは、海と共に生きる先住民。生まれ落ちたその瞬間から老いて朽ち果てるまで、海とそこに住む様々な生物たちと生活を共にしています。彼らの生活は無駄がなく、決して海から多くを得ようとは思っていません。海との調和を大事にする部族です。そして、そんな彼らのバランスを崩すのが、またしても人類。前作でパンドラの森を焼き払おうとした人類が圧倒的な武力を持って再びジェイクの前に立ちふさがる…。

本作に強い環境問題のメッセージを投げかけるキャメロンは、89 年に公開された『アビス』でも、やはり海を題材にしながら、海洋汚染に警鐘を鳴らしていました。キャメロンがこれほどまでに海とその環境問題に強いこだわりをもつのは、海や水が映画製作の枠を超えた彼のライフワークだから。

大学時代に海洋生物学を専攻し、数千時間以上の水中滞在記録を持つスキューバダイバーとして名を馳せ、世界中の難破船探索や深海調査等を行っている。キャメロンは「私は17 歳の時にスキューバーのライセンスをとり、多くの時間を海と共に過ごしてきました。初めは浅いところから始め、海に差し込む光や、水辺にいる生物たち、水面の美しい色彩を感じました。そして深海に行くと、海底火山を見たりをしました。最近は海の中でも最も深い7 マイルの深海にも挑戦しました。それでも私の海への好奇心は収まりません。今回は、私たちの身近にある海や水の大切さを、少し離れたところから、つまりファンタジーとして打ち出すことによって、皆さんにその大切さを改めて感じて欲しいと思っています。映画ではパンドラという惑星が舞台ですが、この作品を通して、私たちの地球の大切さを感じて欲しいのです」と、本作を時代を映す鏡として感じ取ってほしいことを語っています。

海を愛し、海を知り尽くしたジェームズ・キャメロンだからこそ完成させることが出来た『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』。劇場でご鑑
賞の際には、是非“ウェイ・オブ・ウォーター”というタイトルの意味を思い描きながら、比類なき映像美と、圧倒的な没入感で表現された海の世界を“体感”して。

■監督・製作・脚本:ジェームズ・キャメロン
■製作:ジョン・ランドー
■出演:サム・ワーシントン/ゾーイ・サルダナ/シガーニー・ウィーバー他
(C)2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

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