日産と三宅島が協力して、月面をテーマにした旅プロジェクト『MOON-TRAIL PROJECT』を始動したという。
新型コロナウイルスの感染拡大で、2020年以降、国内の観光業界は大きな打撃を受けている。そして、観光産業によって収入を得ていた自治体もまた青色吐息だ。今回着目したのが、なんと「月」!? いったい、どのようなプロジェクトなのだろうか。
三宅島はJAXAと日産が共同研究の実走試験を行った月面を思わせる地質
「MOON-TRAIL PROJECT」の発端は、日産とJAXA(国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構)の共同開発だ。JAXAが進める宇宙探査イノベーションハブでは、異分野の人材や知識を集めた組織を構築し、新たな取り組みとして宇宙探査における研究の展開や定着を目指している。その一環として、日産と共同で月面探査のための制御技術を開発する技術開発に取り組んできたという。
そのためには、実地での検証実験が必要不可欠。しかし、言うまでもなく本当の月面で走行実験するのは不可能だ。そこで白羽の矢が立てられたのが、月面を構成する玄武岩質の溶岩台地を持つ三宅島だったという。
三宅島で日産独自の電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」を搭載した新型日産エクストレイルの走行実験を行い、JAXAは一次実証試験として「月面ローバ」に搭載する駆動力制御システムや自動運転技術を検証。一方、日産は「e-4ORCE」を、あらゆるシーンで安心して走行できるような技術へとさらに進化させるための検証を行ったという。
“月の島”三宅島を新型日産エクストレイルで巡り、上質な食に出会うツアー参加者募集!
記者発表会に登壇した東京都三宅島の吉田稔彦三宅村副村長は「三宅島には玄武岩質の溶岩大地や大自然といった豊富な観光資源があります。このたび、日産とJAXAの共同研究によって三宅島をご利用いただき、新たに“月の島”として魅力付けをしていきたいと考えております。他の伊豆諸島と比べても光害が少なく、星空を見るのに適した三宅島を、より多くの人に訪れていただきたいと考えています」とコメント。
また、日産自動車は三宅島と協力して“月の島”三宅島の魅力を「新型日産エクストレイル」とともに満喫できる上質なツアー「MOON-TRAIL TOURISM」を企画。一般の参加者を抽選で1組2名募集している。
このツアーでは、「新型日産エクストレイル」の上質で快適なドライビング体験ができるほか、食事はフランスのガイドブック『ゴエミヨ』に5年連続掲載された名店「モノリス」、ミシュラン東京2023でビブグルマンに掲載された「モノビス」の2店舗でエグゼクティブ・シェフを務める石井剛氏による、三宅島産の新鮮な魚介や野菜を使った限定の「スペシャルディナー」が提供されるなど、魅力あふれるツアー内容となっている。
「MOON-TRAIL TOURISM」第1弾:大自然×上質を満喫できる、月面をテーマにした限定ツアー概要
実施期間:2023年3月4日(土)~3月5日(日)
プレゼント:
特賞「月面をテーマにしたツアー」抽選で1組2名
副賞「Vixen社製天体望遠鏡」抽選で7名
応募方法:
1.Twitterの「@NissanJP」をフォロー
2.応募条件・参加規約を確認の上、キャンペーン対象の指定投稿をリツート
3.当選者にはDMにて当選結果を送付
応募期間:2023年1月22日(日)まで
応募サイト:https://www2.nissan.co.jp/SP/X-TRAIL/MOON-TRAIL-TOURISM/
https://twitter.com/NissanJP/status/1602485094874087425
【募集開始】
『MOON-TRAIL TOURISM』大自然を上質に満喫する
月面をテーマにしたツアーを開催。
抽選で1組2名をご招待します。応募方法
①@NissanJP をフォロー
②応募条件・参加規約をご確認
③この投稿をリツイート
〜2023年1月22日23:59※Wチャンスも。https://t.co/0TxZwfFtzVpic.twitter.com/sswb46Cu6d
—日産自動車株式会社 (@NissanJP) December 13, 2022
日産の「e-4ORCE」技術を搭載した月面探査ローバが月の映像を送ってくる日も近い?
このところ各国で宇宙探査の動きが活発化している。月面調査も本格的に行われる可能性が高く、JAXAと日産の共同研究による「月面探査ローバ」が地上でも見られる時代がすぐそこまで迫っているのかもしれない。日産の「e-4ORCE」技術を搭載した月面探査ローバが迫力ある走行映像を送ってくれることを期待したい。