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日本郵便がAlexaとスマートスピーカー「Amazon Echo」を用いた高齢者見守りサービスを提供開始


日本郵便は、12月1日から愛媛県宇和島市と東京都三鷹市で、高齢者を対象としたスマートスピーカーによる見守りサービスを開始。Amazonと日本郵便は11月30日、同サービスの取り組みについてデモを交えて解説しました。

日本郵便は全国の郵便局のネットワークを活用し、2017年から「郵便局のみまもりサービス」として、月に一度、高齢者を訪問して家族に報告する内容のサービスを提供してきました。この見守りサービスにスマートスピーカーを導入する取り組みを2019年から開始していて、2022年12月1日から宇和島市と三鷹市で、スマートスピーカーを活用した見守りサービスの提供を開始することを発表しています。

高齢者の自宅に、ディスプレイ付きスマートスピーカー「Echo Show」を設置。サービスは音声アシスタント「Amazon Alexa」のスキルとして提供され、体調確認や服薬の提示確認、クイズなどのお楽しみ機能、家族や自治体からのメッセージや写真の受信、達成スタンプといった機能が利用できます。

高齢者の家族向けには、スマートフォンのLINEからサービスを利用可能に。体調確認などの結果を週に1回、レポート送信する他、高齢者から体調に関してネガティブな回答があった場合、その日の21時に通知する機能が利用できます。家族はLINEを介して写真や動画、メッセージを送ることで、高齢者がEcho Showからそれらを確認できる機能も。

地方自治体は、地域情報や災害情報、健康増進を目的とした体操の動画を一斉に配信したり、高齢者からの回答や利用状況を確認することが可能。スマートスピーカーの利用促進やサポートは郵便局員が高齢者を訪問して行い、導入した高齢者の約8割はスマートスピーカーを利用できているとのこと。

サービスは、日本郵便のキャラクター“ぽすくま”が高齢者の自宅を訪ねてくるイメージで提供。ぽすくまからの「体調は、よいですか?」「よく眠れましたか?」「薬はもう飲みましたか?」といった問いかけに高齢者が音声で回答することで、体調や服薬の状況を確認します。家族から写真やメッセージが届くと通知され、Echo Showから確認が可能。

自治体からは災害情報などをプッシュ通知することができ、高齢者に回答してもらうことで安否確認などに利用が可能。

宇和島市ではオンライン診療・オンライン服薬指導のサポートや処方箋が出た医薬品の配達といったサービスと組み合わせた見守りサービスを、2023年3月31日まで提供を予定。三鷹市では災害情報の情報伝達を補完し、平時の高齢者の見守りの実用性を検証する実証事業として、2022年12月28日までサービスを提供します。

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