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「ストレンジ・ワールドは地球そのもの」 父でもある監督が世界中の子どもたちへ伝えたいメッセージとは


想像を超える奇跡の物語と、魔法のように美しい映像によって、数々の驚きと感動を贈り続けてきたディズニー・アニメーション・スタジオ。2023年に設立100周年を迎える同スタジオが『ベイマックス』のドン・ホール監督と新たに贈るのは、まるでアトラクションに乗っているかのようなスケール感あふれる壮大な冒険を描いたアクション・アドベンチャー超大作『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』。大ヒット上映中です。

本作の主人公は、若いころに行方不明となった偉大な冒険家の父イェーガーとのギャップから、冒険嫌いになってしまった農夫サーチャー。彼は現代の電力にも似た革命的なエネルギー源“パンド”を発見した第一人者で、愛する妻や息子と共に精力的に農業に励み、豊かな国アヴァロニアを支える人物として国中の人々から尊敬されている。ある日、“パンド”が絶滅の危機を迎え、世界は崩壊の危機に。未曾有の事態を解決するため、サーチャーたちは地底に広がる未知の場所、もうひとつの世界<ストレンジ・ワールド>へ向かう―。

冒険と家族の物語が軸にありながらも、エネルギー源である“パンド”の登場や世界崩壊の危機など、環境問題を示唆するような演出が随所に感じられる本作。ドン監督はストーリーを構成するにあたって、「2017年頃、本作の企画が立ち上がった時に、温暖化をはじめ改善されていない、地球環境の問題について語りたいなというビジョンはすでにしっかりとありました。作品を通じて“この地球で僕らはどう生きるか”という大きな問いかけをしたかったのです」と、作品を通じて伝えたいメッセージを明かしています。

さらに、この大きな問いかけを少しでも共感しやすい内容に落とし込むために、ドン監督は「“父と息子”という身近な関係性を用いることでより多くの人が共感しやすくなるのでは、と考えを膨らませていきました。実際に僕の父はイェーガーと同じくらいの年齢で、僕の子供もイーサンと同じような年齢です。僕自身も共感の視点を常に持ちながら制作していました」と話し、自分や家族とキャラクターたちを重ねることで、より共感しやすい物語へ展開したそう。

さらに、「地球環境の問題に“父と息子”の視点から向き合うことで、改めて『これから30年後、僕の子供たちが大人になった頃、世の中はどうなっているのだろうか』と考えるようになりました。今のままで行くならば子供たちにとって良い状況になっているとは思えず、僕たちが前の世代から引き継いだ地球環境とは、全く違う環境を子供たちへ引き継ぐことになるなと。果たして未来の地球は今とどんなところが異なっているのか考えはじめたのが、ストーリー誕生のきっかけでした」と、環境問題を大きなテーマにしつつも、親世代から子供へ世界を引き継いでいくという、まさにわたしたちが生きる地球や環境を描いていることを語っています。

ディズニー史上最も不思議な世界を描いている本作だが、実はその世界はわたしたちが暮らす地球そのものともいえます。作品を通じて伝えたい、監督からのメッセージにも注目を!

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