動物たちの体のしくみが、人間の体を変形させることでよくわかる動物図鑑「カメの甲羅はあばら骨」。 インパクト抜群な動物人間たちが話題を集めた本作が、動物園でもアマゾンでもなく “ごくごく普通”の高校を舞台に劇場アニメ化。 共感必至の<王道>青春あばら骨ムービーが全国上映中です。
監督は、ショートアニメ「貝社員」を生み出したモリ・マサ。脚本に「チーム・バチスタ」シリーズ、 「時効警察はじめました」の田中眞一。各界の才能が結集し化学反応を起こし、唯一無二の劇場アニメとなっています。
声の出演には、若手実力派俳優の清水尋也さん、磯村勇斗さん、人気声優の江口拓也さん、野津山幸宏さん、アイドルグループ「アンジュルム」の上國料萌衣さん、お笑いトリオ「トンツカタン」の森本晋太郎さん、 そして、ベテランカメレオン俳優のでんでんさんなど豪華キャストが勢揃い。ガジェット通信では、本作で声優初挑戦となったボーイズグループ「OCTPATH」の栗田航兵さん、四谷真佑さんにお話を伺いました!
※10月29日に行われた舞台挨拶後にお話を伺っています。
――本日は舞台挨拶お疲れ様でした!観客の皆さんの前でお話しされてみていかがでしたか?
栗田:僕たち「OCTPATH」のファンの方を「THme(スミー)」というのですが、THmeの皆さんもたくさん駆けつけてくれて、うちわを持ってきてくださって嬉しかったです。僕たちのコメントも真剣に聞いてくださっていたので、皆さんの感想もSNSだったり色々な場所で伝えてくれたらいいなと思います。
四谷:映画の舞台挨拶に立つのはこの作品が初めての経験だったので、すごく緊張したのですが、映画の魅力はしっかりと伝えられたかなと思っています。モリ・マサ監督や、清水さん、磯村さんがそういうお気持ちで作品を作っていたんだと知れました。深掘りが出来て、また映画を観たくなった方もいらっしゃるかなと思います。
――お2人はたくさんのステージに立たれていますけれども、違う緊張があるのでしょうか。
栗田:全然違いますね!別の緊張感があります。映画を観終わったあとの登壇回では、、皆さんの「クスッ」と感も伝わってきました。
四谷:最初はすごく緊張したのですが、すごく楽しかったです。……でも栗田の無茶振りには焦りました(笑)。
栗田:(笑)。
四谷:いつものライブであったりステージだったら喜んでやるのですが…いつも通りの四谷を見せられたかと思っています!
栗田:頭の中に浮かんだことを全部言っちゃうタイプなので申し訳ないですね(笑)。「90度人間」、ややウケで良かったです。
――短い時間だったかとは思うのですが、清水さん、磯村さんとお話はしましたか?
栗田:色々とお話しさせていただきました。清水さんが、メンバーの古瀬(直輝)と交流があって、以前OCTPATHのライブに来てくれたんです。「ライブすごく良かったよ!」と言ってくださったので、すごく嬉しくて。今後は磯村さんにもぜひ来ていただきたいので、お誘いさせていただこうと思っています。
――改めて、完成した映画をご覧になっていかがですか?
四谷:この映画に限らず、自分のお芝居や出演した番組、収録した歌声を聴いた時って恥ずかしいんですよね。特に声のお仕事は慣れていないので。初めて声優に挑戦させていただいて、自分の声を聞くとこそばゆいというか。
栗田:完成した映画はメンバーと一緒に試写室で観たんですよ。自分の声が劇場に響くことが、四谷と一緒で恥ずかしかったですね。キャラクターに寄せて作っている声ということもあって聴き慣れていなくて、「本当に俺か?」と思いました。監督やスタッフさんから「最初は違和感があるかもしれないけれど、すごくキャラクターに合っているよ」と言っていただいて。本当に嬉しかったです。
四谷:僕たちの声を活かしながら映画に入れてくださって。セリフじゃない息づかいの部分など難しかったのですが、本当に楽しく収録することが出来ました。
栗田:吐息というか、「うっ」「あっ」とか難しかったですね。磯村さんは、カエル川エル隆というキャラクターで、カエルの息づかいを本当に自然にされていて、すごいな!と
――他の媒体さんでのお2人のインタビューを読ませていただいたのですが、本作への出演は突然知らされたのですよね?
四谷:メンバーとマネージャーさんで、スケジュールを共有するLINEグループがあって、「10日後練習があるな」みたいな感じで眺めていたんです。そうしたら「『カメの甲羅はあばら骨』四谷・栗田」と書いてあるのを見つけて…(笑)。
栗田:しれっと書いてあって、いったんはそのままにしておいて。次の日練習があったので、マネージャーさんに聞いたら、「声優です」「えっ!」「映画です」「えーっ!!」という感じで。テンポ良かったです(笑)。
――それはそれはすごいお話しですね(笑)。
四谷:声優の活動をすること自体が、メンバーの中で僕たちが初めてだったので、本当にびっくりで。
栗田:メンバーも、何何何??!という感じでした。
――メンバーからは作品を観た感想をもらいましたか?
栗田:すごく気に入ってくれて、面白かったー!と言ってくれたので、嬉しくて、勝手に監督の気持ちになりました(笑)。観た後のレッスン中とかに話題にすることも多くて、映画の中に「骨なしチキンソルジャー」というキャラクターが出てくるのですが、それがみんなお気に入りなので「骨ソルかよ!!」って、すでに略にして楽しんでいます(笑)。
――皆さんが「骨ソル」がお気に入りということで、THmeの皆さんも好きになってくれそうですね(笑)。本作の主題歌『Like』について、注目して欲しいポイントなどを教えてください。
栗田:『Like』というタイトルのとおり、みんなの好きなことを全肯定する楽曲になっています。元気が無い時に背中を押してくれるフレーズがたくさんありますので、映画と合わせて思い切り元気になってもらいたいです。
四谷:印象的なカッティングギターの音の中に、大人びたサウンドも入っているので、そういった部分に注目していただきたいですし、アップテンポで爽やかなダンスチューンになっているので、ライブでも盛り上がっていただけると思います。
――ちなみに、お2人は普段からアニメをご覧になりますか?
四谷:漫画を、レッスンやお仕事の行き帰りによく読んでいるので、その延長戦上で気になった作品はアニメも観ます。漫画は『キングダム』をずーっとループしています。10周はしています。
栗田:一話完結だったり、日常的なアニメが好きで、『斉木楠雄の災難』とか『からかい上手の高木さん』とか好きです。『斉木楠雄の災難』は特に大好きで、準備しながらとかずーっと観て楽しんでいます。
四谷:今日とかも、メイクしてもらっている時間とかも、『斉木楠雄の災難』は流れていますね。
栗田:それこそ10周以上はしていると思うのですが、毎回初めて観た様に驚いてます。「えっ!そこで超能力使う?!」って(笑)。
四谷:純粋だな〜!(笑)
――アニメのスタッフさんも喜ぶと思います(笑)。本作で声優初挑戦となったお2人ですが、お互いに「こういうアニメのキャラクターが合いそう」というのはありますか?
栗田:転生系の作品の、綺麗な作画に(四谷さんが)合う気がします。ドラゴンとか剣とか出てくる世界観の……サブです。
四谷:サブなんだ…。栗田はクラスの2、3番手あたりの盛り上げ役というか。
――本作のワニ渕ワニ平も盛り上げキャラですもんね!
四谷:『ONE PIECE』でいうと性別違っちゃうけれど、ナミですかね。強いですし、盛り上げてくれるし。
栗田:『ONE PIECE』はまだアーロン編で止まってしまっているので、ちゃんと読んでみます!
――最後に、今年中にやっておきたいことと、来年の目標を教えてください!
四谷:今年中にやりたいことは、もう1曲くらい曲を完成させておきたいです。フルじゃなくても納得出来る形までもっていきたいと思っています。来年の目標は、これは実現がシビアになると思うのですが…。「スプラトゥーン甲子園」での優勝です。そこを目指してメンバー8人、切磋琢磨してがんばっていきたいと思います!
――皆さん「スプラトゥーン」をやられているんですか?
四谷:いえ、僕だけです。
栗田:切磋琢磨の意味! 僕は今年中に「バンジージャンプ」、来年は「スカイダイビング」です。高い所はそこまで得意じゃないのですが、ジェットコースターとか落ちることは好きなんです。スカイダイビングをやると人生観変わるとよく聞くので、挑戦したいです!
――ぜひ、その模様は中継していただきたいですね!楽しみにしております。今日は楽しいお話をありがとうございました。
撮影:オサダコウジ
ヘアメイク:Rina Kajiwara
スタイリスト:Hideaki Tatemasu(TEN10)
『カメの甲羅はあばら骨』
絶賛上映中
配給:イオンエンターテイメント、アスミック・エース
(C)2022カメの甲羅はあばら骨製作委員会 (C)川崎悟司 / SBクリエイティブ
◆編集後記:取材の最後に、『カメの甲羅はあばら骨』とOCTPATHをイメージした特製クッキーをプレゼントさせていただきました!楽しいインタビューと映画をありがとうございました!