かつて「㐂津常(きつね)」と呼ばれた銀座の立ち飲み屋さんの名物として知られていた「かっちゃんいか」。さきいかをバターで仕上げた料理だが、そのレシピは奥深く、真似しようとしても同じ味に仕上がらない、まさに幻のメニュー。
買ってきたつまみのさきいか
しかし、その味に近いものを仕上げることはできる。買ってきたつまみのさきいかをフライパン等でバターで炒めるだけ。もしくは焼くだけ。バターは無塩がオススメだが、さきいかの味の濃さが薄ければ、有塩でも可能。
最強を求めるならバターはケチらない
使用するバターはできめだけ繊細なテイストのものがベストなので、エシレ、ボルディエ、カルピス、四つ葉あたりが良いといえる。安価なバターでもおいしく仕上がるが、最強を求めるならバターはケチらないでおきたい。
「㐂津常」と同じ味にすることは不可能
おいしく仕上げるコツは、あまりい炒めすぎない、焼き過ぎないこと。それでも半生ではなく、ややきつね色に染まるくらいの焼き上がりにしたいところ。「㐂津常」と同じ味にすることは不可能。しかし、その断片は少しだけ知ることができるかもしれない。できれば「㐂津常」が復活することが最高の「おいしさを知る」ことにつながるのだが。いまは手作りで我慢したい。
さきいかをバターで焼く(炒める)とウマイよ! マジうまいよ! バターは無塩でもアリ pic.twitter.com/5oQofXehvm—クドウ@地球食べ歩き (@kudo_pon) October 9, 2022
(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)