フィットビット・ジャパンは9月16日、同日から発売したフィットネストラッカーの新製品「Fitbit Inspire 3」と、9月29日に発売するスマートウォッチ新製品「Fitbit Versa 4」「Fitbit Sense 2」をお披露目する発表会をGoogle Tokyoオフィスで開催。2021年2月にFitbitがGoogleに買収されてから第1弾ラインアップとなる製品発表会で、今後のGoogleのサービスや製品との連携についても一部が明らかになりました。
Inspire 3は、若い世代でFitbit製品を初めて使う層に向けたフィットネストラッカー。活動量や心拍数、睡眠、ストレスの計測が可能で、カラーのタッチスクリーンを搭載。最長10日間のバッテリー駆動を実現しています。SpO2センサーによる血中酸素ウェルネスの計測にも対応。本体にボタンを追加し、操作性を向上しています。本体カラーはミッドナイトゼン/ブラック、ライラックブリス/ブラック、モーニンググロウ/ブラックの3色をラインアップ。
Versa 4は、健康管理とフィットネスを第一に考えるユーザー向けのスマートウォッチ。活動量や心拍数、リアルタイムの統計情報、ウォーキング、ランニングの検出、睡眠の記録に利用できます。フィットネス機能は、従来の倍以上となる40以上のエクササイズモードを搭載。GPSを内蔵し、リアルタイムでワークアウトのペースと距離の確認が可能。水深50mの耐水仕様で、プールやシャワーでも利用できます。決済機能のFitbit PayではSuica決済に対応します。本体は薄型軽量にリデザインし、側面にボタンを搭載。本体カラーはブラック/グラファイトアルミニウム、ウォーターフォールブルー/プラチナアルミニウム、ピンクサンド/カッパーローズアルミニウム、ビートジュース/カッパーローズアルミニウムの4色をラインアップします。
フラッグシップモデルのSense 2は、より高度な健康管理にフォーカスしたいユーザー向けのスマートウォッチ。Versa 4の機能に加えてストレス測定機能を強化し、新たにボディレスポンス(身体反応)センサーを搭載。継続的皮膚電気活動(cEDA)が測定可能になりました。心拍数や皮膚温などの指標から、身体にストレスの潜在的な兆候が表れたときに、その状態をいち早く察知。気分、ガイド付き呼吸、マインドフルネスセッションなどストレスを管理する機能により、時間をかけて回復力を高めることができます。本体は10%薄く、15%軽量化。電極をスクリーンに蒸着することで、エレガントなフォームを実現しているとのこと。Versa 4同様、本体側面にボタンを追加しています。カラーはシャドーグレー/グラファイトアルミニウム、ルナホワイト/プラチナアルミニウム、ブルーミスト/ソフトゴールドアルミニウムの3色。
3機種とも、サブスクリプションサービス「Fitbit Premium」により、運動に向けた身体の状態を測定する「今日のエナジースコア」、睡眠やストレスの深い分析、ワークアウトやマインドフルネスセッションといった機能が利用できます。「睡眠プロフィール」の機能では、10種類の指標から睡眠タイプを分類して、6種類の動物で表した自分の睡眠タイプを知ることが可能。Versa 4やSense 2といったスマートウォッチでは、睡眠タイプの動物を表示する文字盤も利用できるようです。
価格は、Inspire 3は1万2800円(税込)、Versa 4が2万7800円(税込)、Sense 2が3万2800円(税込)。
Googleのサービスや製品との連携については、まずVersa 4とSense 2にGoogleマップの搭載を予定。ランニングなどの際に道案内の機能が利用可能になります。さらに、10月6日にGoogleが発表予定のスマートウォッチ「Pixel Watch」には、Fitbitの体験が多く盛り込まれるとのこと。スマートディスプレイの「Nest Hub」に搭載する睡眠モニターの機能に、Fitbitアプリとの相互運用性を持たせることも予告されました。