人気漫画『ろくでなしBLUES』の作者・森田まさのり先生が、漫画での表現に対する指摘に対し、苦言を呈している。人を殺すシーンは許されるのに、タバコを吸っているシーンは修正されてしまうことがあるようだ。事の重大性を考えれば殺人のほうが重いと思うのだが……。
森田まさのり先生は、過去の自信の原稿を例として出し、タバコを手にしている女子高生の姿から、タバコが削除されているシーンがあったことを告白している。ファンならば周知の事実ともいうべき修正点かもしれないが、やはり修正されると不自然に感じる。
人を殺すシーンは描いていいけど、タバコを吸うシーンを描くと文句言う人がいる不思議。—森田まさのり (@HITMANmorita) September 3, 2022
わしに断りもなしに、クオリティーの低い修正を…。言うてくれたら自分で直すがな!…いや、直さへんか…。これ、どういうポーズなん?この手何なん?タバコどこ行ってん? pic.twitter.com/wVlmOAJFbQ—森田まさのり (@HITMANmorita) September 3, 2022
ちなみにこれは30年前のコミックス刊行時の話。トビラだからと言われたような…。雑誌掲載時は確か大丈夫だった記憶。 https://t.co/Lvm46OhX4j—森田まさのり (@HITMANmorita) September 4, 2022
今でもこういうのやりたい。 pic.twitter.com/yPAR8djSnI—森田まさのり (@HITMANmorita) September 6, 2022
漫画の表現に関しては、かつて『ジョジョの奇妙な冒険』の作者・荒木飛呂彦先生も苦言を呈していた事がある。しかし編集部と闘っても無駄と感じたようで、修正を受け入れる姿勢を示したようだ。
皆さんは、今回の森田まさのり先生の漫画の表現に関する問題提議、どのように感じているだろうか。どうするべきなのか。考えるきっかけとして良い機会かもしれない。
※冒頭画像はフリー素材サイト『写真AC』よりマンガを読む人のイメージ
(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)