ラーメンは醤油、味噌、塩、豚骨、担々麺などなど、その味には無限のバリエーションがあるというのに、パリッと油で揚げた麺がおいしい「かた焼きそば」は中華風あんかけ以外の選択肢がほぼないような気がする。もっといろんなタレをかけて食べてもウマそうなのに。
そこで始めてみたのが「フリースタイルかた焼きそば」という企画。市販のかた焼きそばの麺にいろいろなタレをぶっかけ、かた焼きそばの新境地の開拓を試みます。
フリースタイルかた焼きそばVol.05「金のビーフシチュー」
これまで「ミートソース」「レトルト牛丼」「バターチキンカレー」「シュクメルリ」と試していずれも満足度が高めだったのですが、第5回となる今回はセブンプレミアムの「金のビーフシチュー」をぶっかけてみることにしました。
セブンプレミアムの“金の”シリーズは本当に何を食べても驚くほどウマいんですよね。「金のビーフシチュー」なんかは特にその最高峰だと思います。その分値段も税込496円と割高なんですが、きっと納得の味にまとめてくれるはず。
そんな期待を込めて、レンチンして加熱した「金のビーフシチュー」をかた焼きそばの上からぶっかけてみました。
さすが「金のビーフシチュー」は販売価格500円に迫るシロモノ。開封すると中からゴロゴロと特大の牛肉が転がり出てきました。しかも数が多い。これだけでテンションがブチ上がります!
そしてなにげにありがたいのはシチュー(液体)が割と多めに入っていること。たとえどんなに美味しい食材だとしても、汁っぽさがないとかた焼きそばの麺がスムーズにほぐれず、食べにくくなってしまうんですよね。
「金のビーフシチュー」はその点も問題なし。箸でスルスルと麺をほぐすことができました。
そして味はもう貫禄の美味しさとしか言いようがありません。
牛肉の旨味が溶け込んだ濃厚なデミグラスソースは幸せの味。かた焼きそばの油揚げめんとの相性も抜群によく、ホロホロと柔らかい牛肉とパリパリの麺という食感のコントラストもすごくいい感じで、もともとビーフシチューを揚げ麺で食べる文化があると言われても何も違和感がないレベル。
これはちょっとおしゃれな洋食屋で「洋風かた焼きそば」とかいって出てきそうな雰囲気です……!
まあ「金のビーフシチュー」という素材が素晴らしすぎるというのが大きい気がしますが、中華風あんかけをかけて食べるよりも高級感を味わえることは間違いなし。ちょっと高く付きますが、それだけの価値はあるかと思いました。ぜひお試しを!!
オススメ度:★★★★★
(執筆者: ノジーマ)