人と犬の絆を描く感涙必至の感動作、映画『ハウ』が 大ヒット公開中。主人公の赤西民夫を演じるのは、『あなたの番です 劇場版』、『そして、バトンは渡された』など多くの大ヒット作で幅広い表現力で存在感を放つ田中圭さん。犬好きも公言する田中さんは、本作では、婚約者にあっさりフラれ、人生最悪な時を迎え途方に暮れるちょっぴり気弱な青年を熱演しています。
そして、もう1匹の主人公・ハウを演じるは、『南極物語』、『ハチ公物語』、『クイール』、『犬と私の10の約束』など数々の名だたる犬映画のドックトレーナーとして活躍し続けている宮忠臣さんから、本格トレーニングを受け、監督をも唸らせる演技を披露した俳優犬のベック。民夫と運命の出会いを果たし、優しく寄り添い、そっと支えるかけがえのない存在になっていくワンと鳴けない犬を好演しています。
犬と人との心のふれあい、動物と人間の絆を描いた作品はこれまでもたくさんありましたが、本作の魅力はなんといっても、ハウを演じる俳優犬ベックのすごさ。撮影時はわずか1歳4か月ながら、日本を代表するドッグトレーナーのもと、代わりの犬やCGを一切使わず、すべて自力で撮影をこなしたベック。
豪華キャスト陣と並んでも引けを取らない堂々たる存在感、ひとりきりのシーンでも場面によって表情を変える高い演技力など、ベックの名演技に感動する人が続出しています。ベックと、ドッグトレーナー宮さんについては、以下の記事をぜひご覧ください!
◆“演技力が高すぎる”と話題!映画『ハウ』主演の俳優犬・ベックを演技指導! 伝説のドッグトレーナー宮さんに聞く「犬とのコミュニケーションで大切なこと」
https://getnews.jp/archives/3332037 [リンク]
◆映画『ハウ』で話題の天才俳優犬! ベックくんのもふもふ写真集をお届け「映画館に会いにきてね!」
https://getnews.jp/archives/3328259 [リンク]
本作の監督を務めているのは犬童一心(いぬどう いっしん)さん。『ジョゼと虎と魚たち』(2003年)、『メゾン・ド・ヒミコ』(2005年)など、繊細でありながら、時に激しく心の機微を描く手腕は本作にも活かされています。主人公の民生の他にも、ハウが民夫の元を目指す長い道のりの中で出会う、悩みや悲しみを抱えた人々との交流も見どころの一つ。名優、宮本信子さんとのエピソードは宮本さんのさすがの演技が光る、個人的にも一番印象的だったものです。
観た人の環境や心理状況によっても、感じ方の変わる結末も面白さの一つ。観客それぞれの思いや考えが、SNSなどで多数語られているので、ご覧になった後はぜひチェックしてみてくださいね。自分と周囲の人々との絆について思いをはせるきっかけになるはずです。
孤独や悩みを抱えた様々な人々に優しく寄り添うハウ。とにかくハウの愛らしく、優しく、まっすぐな姿は夏の疲れを浄化させてくれるほどのパワーがありますよ!
映画『ハウ』
原作:『ハウ』斉藤ひろし(朝日文庫)
出演:田中圭 池田エライザ 野間口徹、渡辺真起子、モトーラ世理奈、深川麻衣、長澤樹、田中要次、利重剛、伊勢志摩、市川実和子、田畑智子、石田ゆり子(ナレーション)、石橋蓮司、宮本信子
監督:犬童一心
脚本:斉藤ひろし 犬童一心
音楽:上野耕路
主題歌:GReeeeN「味方」(ユニバーサル ミュージック)
企画・プロデュース:小池賢太郎
プロデューサー:丸山文成 柳迫成彦
企画・製作プロダクション:ジョーカーフィルムズ
製作幹事:ハピネットファントム・スタジオ 東映
配給:東映
公式HP:haw-movie.com
公式Twitter&公式Instagram&公式TikTok:@haw_movie2022
コピーライト:(C)2022「ハウ」製作委員会