子どもが喜ぶと思って親が買ってきたゲームソフト。しかし子どもはクソゲー的内容にガッカリ。「コレジャナイ!」「こんなの絶対おかしいよ!」「買っちゃったからには、もう、ネ……」「だからコレジャナイってんだろ」などと、親に怒りをぶつけた子ども、少なくないのではないだろうか。
よくわかんないけどサンソフトのクソゲー好き
買ってもらった場合でも怒り爆発なクソゲー。お小遣いをためて自腹で買ったゲームがクソゲーだったら、その悔しさ、悲しさも増幅する……。しかし、世の中には愛されるクソゲームも存在する。「つまらない」んじゃあない。「よくわかんないけど好き」、そんなクソゲーの老舗といえばサンソフトではないだろうか。
クソゲーブランドとしての覇権を握ろうとするサンソフト
そんなサンソフトが、突如として復活宣言。以下は、サンソフトが発表した公式コメントである。どうやら、2022年8月19日にサンソフトから様々なゲームのに関する発表があるらしい。そして、クソゲーブランドとしての覇権を握ろうとしているらしい。
<サンソフトの公式コメント>
「サンソフト(サン電子株式会社)は、来週2022年8月19日(金)午前11時、YouTubeチャンネルにて2022年および2023年に発売予定のゲームタイトルに関する計画を情報解禁いたします。人数限定のCBT(クローズドβテスト)のご案内が含まれます。お見逃しなく! 今回、初お披露目となる弊社Vtuberが司会進行をつとめさせていただきます」
「多くのみなさまにいじられる「クソゲー」という名を、私たちは「愛称」として心に受けとめております。家庭用ゲームの黎明期から今にいたるまで数多のゲームが発売されましたが、今でも元祖クソゲーといえば「SUNSOFT」とお声がけいただき大変うれしい限りです。」
クソゲーなはずなのにハマる
愛されるクソゲーの代名詞、それがサンソフト。『ドラゴンクエスト』シリーズや『ファイナルファンタジー』シリーズ、そして『スーパーマリオブラザーズ』シリーズ、どれも名作といえる作品だが、それらに負けないくらい、サンソフトの『アトランチスの謎』も『いっき』もプレイしまくった。クソゲーなはずなのに、ハマる。恐ろしいゲームだ! そんな経験をした人は少なくないはず。
『水戸黄門』シリーズはクソゲーじゃあない!?
でもね、サンソフト、意外と良いゲームもたくさん発売していた過去がある。特に『水戸黄門』シリーズはクソゲーじゃあないと思うのですよ。ファミコンゲームなのに、人の声が聞こえるのだよ!? ほかにも、複数のゲームがまとめて遊べる『ナゾラーランド』シリーズにハマった子どもは少なくない。
クソゲー神と言っても過言ではないジャレコ
元祖クソゲーブランドのサンソフト復活に際し、クソゲー神と言っても過言ではないジャレコを思い出した人もいるのではないだろうか。そこで今回、ジャレコの元社長・加藤貴康氏に個人的にLINEして「サンソフト復活ぶっちゃけどう思う?」って聞いてみた。
<ジャレコ元社長・加藤貴康さんからコメント>
「なんか新作を作るんですかね? サンソフトさんと言えば確かにクソゲー界の先輩にあたります。私はサンソフトさんとお付き合いありませんでしたが、サン電子の前社長さんは気さくな方で、在京時にはご挨拶させていただいてました。クソゲー先輩として、クソゲーの老舗として、チャレンジを継続してほしいです!」
元祖クソゲーのサンソフト(サン電子)がクソゲー界の覇権を握ろうとしているようですがクソゲー神といえばジャレコであり、その元社長(加藤貴康氏)がサンソフト復活にお祝いコメントくれたよ「なんか新作を作るんですかね? サンソフトさんと言えば確かにクソゲー界の先輩にあたります」→つづく pic.twitter.com/oLEXP8lUjK—クドウ@地球食べ歩き (@kudo_pon) August 12, 2022
「私はサンソフトさんとお付き合いありませんでしたが、サン電子の前社長さんは気さくな方で、在京時にはご挨拶させていただいてました。クソゲー先輩として、クソゲーの老舗として、チャレンジを継続してほしいです!」ジャレコ元社長・加藤貴康—クドウ@地球食べ歩き (@kudo_pon) August 12, 2022
みずからを「元祖クソゲー」と言い切れる勇気
サンソフトがどのようなクソゲー道を歩み続けるのかわからない。しかし、みずからを「元祖クソゲー」と言い切れるその勇気、他のメーカーにあるだろうか? サンソフトの生存戦略、これからも注目していきたい。
クソゲーとクソゲーのマリアージュ
そして、いつかジャレコとコラボレーションして、クソゲーとクソゲーのマリアージュを楽しませてほしい。
※冒頭画像はサンソフトのプレスリリースより
(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)