夏のカレーって美味しいですよね。
でも、鍋に入れたままのカレーって傷みやすいのは知ってました?
粘り気の高いカレーは、表面に比べて内部温度が保たれやすいので、ウェルシュ菌などの食中毒の原因となる菌が繁殖しやすいのです。
ちなみにウェルシュ菌は100℃でも滅しない構造の嫌気性細菌なので、かき混ぜながら早めに冷やして、常温保存しないのがベストのようです。
けれども、熱々のカレーにつきっきりでかき混ぜ続けるのは大変です。だからと言って、そのまま冷蔵庫に入れるわけにもいきません。
そこで登場するのが、BBQなどで使うクーラーボックス用の保冷剤。これを鍋の上にフタのように乗せるだけ。
※鍋肌の温度が高すぎたり、保冷材の容器の耐熱温度によっては容器が熔けてしまうおそれがあるので、そういった場合には無理せずふきんなどをかませてください。筆者は経験上、一度も熔かしたことはないですが、初めて試す最初のうちはご注意を。
鍋への熱伝導と、下に落ちる重い冷気のダブル効果で、みるみる冷えていきます。
粗熱が取れたら、別容器などに移して冷蔵庫に入れましょう。
おススメは、冷やすスピードと持続力の高さから“氷点下タイプ”の保冷剤。キャンプ用品のお店などで手に入りますが、100均のお店などでも扱っている“通常タイプ”の保冷剤でも、もちろんOKです。
写真はジャガイモがトロトロに溶けているビシソワーズですが、カレーと同様とても冷めにくいため、この方法はとても重宝します。もちろん鍋を使う料理であればあらゆる料理で使えるテクニックです。
一晩寝かせた美味しいカレーをつくるなら、常温保存はせず、さっと冷やして冷蔵庫で保存しましょう。
カレーとかを早く冷やすときは、鍋底に保冷剤を敷くのもいいんですが、冷気は下に降りていくので鍋の上に置いた方がすんなり冷える気がします!
(二つあれば上下で挟んでしまうのもアリっちゃアリかも?) pic.twitter.com/NIwWEsRBmK—おさだこうじ / wosa (@wosa) July 14, 2022