JR新宿駅から徒歩1分ほどの場所にオープンした『カレーハウスCOUSEI』(東京都新宿区新宿3-35-7 さんらくビルB1)。ここは本格的なスパイスカレーが食べられるレストランとして注目されつつあるが、もうひとつ、注目を集めている理由がある。
更生カレーがうまい『カレーハウスCOUSEI』
特殊詐欺事件の主犯として逮捕され、裁判にて懲役5年4か月の実刑判決を受け、しっかり刑期を終えた店主が作る更生カレーが食べられるカレーレストランでもあるのだ。このお店は『シェアレストラン』サービスを利用し、他店を間借りして営業している。
刑務所を出所して思うこと無事にカレー屋さん初日を終えました本日は沢山のお客様にご来店いただきました!心から感謝です✨ありがとうございましたお花も頂きました!Twitterで繋がっている方も来て頂けました✨皆様にこんなに支えられて嬉しいです!そして極哩師匠本当感謝✨@GOKURI2019pic.twitter.com/kiB4DCOFno—funaim フナイム (@funaim5) July 3, 2022
刑務所を出所して思うこと逮捕され留置場にいた時妻子の住む自宅へ家宅捜索担当刑事から聞かされた旦那が突然逮捕され何もわからない状況知らない人が部屋を漁る妻はどう感じたのだろうどんな思いだったのだろう辛かっただろう常に相手の立場で考える習慣持てば必ず犯罪は減らせる—funaim フナイム (@funaim5) April 9, 2022
刑務所を出所して思うこと元詐欺師元犯罪者元受刑者こんな肩書きの俺だけど人に喜んで貰える事やれている社会に溶け込めている自分の夢も追えている被害者の方々には申し訳ない気持ち常にある本当のことしかもう言わない新社会人のようにいつも初心を忘れない4月もよろしくです—funaim フナイム (@funaim5) April 1, 2022
ランチタイムだけ他店を間借りして営業
『シェアレストラン』とは何か? 株式会社吉野家ホールディングスグループである株式会社シェアレストランが運営しているサービスで、飲食店の使っていない時間帯を他の人に間借りしてもらうためのサービス。『カレーハウスCOUSEI』もランチタイムだけ他店を間借りして営業している。
今回は『2種盛カレー』をオーダー
店内に入ると、従業員さんと店主であるフナイムシェフが出迎えてくれた。ルックスもイケメンだ。日によってカレーの種類が変わることがあるようだ。今回は『2種盛カレー』(1400円)をオーダー。花椒香る台湾風牛豚キーマカレーと、まろやかチキンカレーの双方のカレーを楽しめる贅沢な一皿。
リッチなスパイスカレーここに爆誕
オーダーして待つこと数分、大皿ガッツリと盛られた『2種盛カレー』がやってきた。生野菜が盛られていてヘルシー。ご飯はバティマスライスと日本米のブレンドという希少なもの。付け合わせも多数で、まさにリッチなスパイスカレーここに爆誕。
スパイスの味覚上での寿命を延ばすフルーツ
刑期を終えた店主が作る更生カレー、どんな味がするのか、……いやー、なめてた。正直、なめてた。「そこそこおいしい」で終わりかなと思っていた自分を小一時間説教したい。かなりディープなスパイスカレー。旨味が濃い。スパイスが濃い。特にフルーティーなテイストが、スパイスの味覚上での寿命を延ばし、尾を引く爽やかさが楽しめる。
特殊詐欺事件主犯として逮捕され懲役5年4か月の実刑判決を受けて刑期を終えた店主が作る更生カレーが美味かったよ。スパイス旨すぎて無限に食えそう。新宿駅前『Curry House COUSEI』(新宿3-35-7)でランチのみ営業だよ pic.twitter.com/v46g8Aech0—クドウ@地球食べ歩き (@kudo_pon) July 7, 2022
フナイムシェフに敬服
特に花椒香る台湾風牛豚キーマカレー、これ、今まで感じたことがない甘美なるフルーティーな薫りを味覚に運んでくれる。フナイムシェフに聞いてみると、カレーにパイナップルを使用しているのだとか。その発想はなかった。パイナップルが入っているのは酢豚だけかと思っていたが、カレーに含めるとこうもおいしさが引き立つとは、フナイムシェフに敬服。
フナイムシェフはレンタル元受刑者というサービスも
店主によると、都内の本格カレー店でスパイスカレーを学んだのだという。リピート決定のおいしさなのであった。ちなみに、フナイムシェフはレンタル元受刑者というサービスもしているらしい。いろいろと奇抜である。
店名: カレーハウスCOUSEI
住所: 東京都新宿区新宿3-35-7 さんらくビルB1
(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)