蕎麦、おいしいですよね。高級志向の蕎麦もあれば、超リーズナブルな立ち食い蕎麦もあります。蕎麦の持つポテンシャルって凄まじいですよね。
超コスパが良い絶品そば屋を6つ厳選
今回は、おいしさと価格のバランスが素晴らしい、超コスパが良い絶品そば屋を6つ厳選してお伝えしたいと思います。蕎麦の価格については取材時・確認時の価格を明記しますが、昨今の食材高騰による変動が考えられるため、参考程度にとどめていただければと思います。
1. 豊しま 飯田橋店 / 厚肉そば
あっさりダシでズズッとすする、キレのある蕎麦も絶品ですが、ここは超濃厚で濃いめの汁でジューシーな肉を堪能できる蕎麦「肉そば」が人気。その肉そばのなかでも、トップクラスで肉々しいのが「厚肉そば」。
蕎麦の具とは思えない「ラーメンのチャーシュー顔負け」の極厚豚肉が楽しめます。豚肉にたっぷりと汁を染み込ませて食べるのがツウ。
店名: 豊しま 飯田橋店
住所: 東京都新宿区下宮比町1
メニュー: 厚肉そば (税込680円)
2. 桃中軒 三島駅在来線上りホーム店 / 三島コロッケそば
箱根西麓で育てられたメークインを原材料とした三島コロッケを添えたそば、「三島コロッケそば」は絶対に食べるべきご馳走。汁を程よく吸い込んだコロッケが、醤油とダシの旨味によっておいしさ増幅。だんだんと汁の吸収が進み、最小的にはシミシミでジューシーに。
コロッケのジャガイモが崩れて汁に広がっていくのも良き。粒子となったジャガイモが汁に旨味と甘味をもたらします。
店名: 桃中軒 三島駅在来線上りホーム店
住所: 三島コロッケそば
メニュー: 三島コロッケそば (税込440円)
3. みのがさ 神田和泉町店 / ミニカレーそばセット
筆者からすると、この蕎麦屋でカレーは必須。シンプルなかけそばはダシと醤油で完成度を極めた逸品で、ダシが醤油の良さを昇華。醤油をとことん楽しめるかけそば、ここにあり。その醤油の良さを引き立てるのが、ズズッと蕎麦と汁をすすったあとに間髪入れず食べるカレー。
カレーのマイルドで優しい辛さが醤油の香ばしさとコクを際立てます。蕎麦をを食べ、汁を飲み、カレーを食べる。それを繰り返して完食に至ります。
店名: みのがさ 神田和泉町店
住所: 東京都千代田区神田和泉町1-3-2
メニュー: ミニカレーそばセット (税込550円)
4. SOBA STAND そばうさ / バジル冷そば
蕎麦にラー油を入れるだけで話題になる蕎麦業界ですが、バジル汁に蕎麦を浸して食べる「SOBA STAND そばうさ」の「バジル冷そば」は革命的存在。蕎麦は強めのコシで、噛む時間が長くなることからバジルの滞在時間が長くなるだけでなく、どんどんバジルが弾け、味覚が心地良く爽やかなバジルに包まれます。
あとからレモンを搾ってバジル汁に注げば、蕎麦の持つポテンシャルを味覚で理解できるはず。
店名: SOBA STAND そばうさ
住所: 東京都千代田区平河町1-8-8
メニュー: バジル冷そば (税込900円)
5. かさい / いか天そば
ゴリゴリ、ガツガツ、ズズッ、とにかくワイルドな蕎麦の食感。そこから放たれる旨味と香ばしさが、濃厚ダシと出会って最高の立ち食いそばクオリティを楽しませてくれます。やはり関東の蕎麦は醤油、そのおいしさを追求していけば、必然的にこのお店へと到達します。
汁をたっぷりと吸いこんだ天ぷらも絶品。おすすめはイカ天、もしくはたぬき(揚げ玉)。シンプルに月見も絶品ですよ。
店名: かさい
住所: 東京都中野区中野5-63-3
メニュー: いか天そば (税込440円)
6. 吉田屋 / 月見そば たぬき玉きつね
濃い、醤油とダシが濃い。そして良い意味でシンプルで飾り気がない、ある意味、武骨。特に「たぬき玉きつね」は至高。たぬきの香ばしさ、きつねの香ばしさ、そして汁の醤油由来の香ばしさ、薫り高きいくつもの要素が織り成す蕎麦の極み、ここにあり。
この店舗は昼は蕎麦屋、油夜は寿司屋の二毛作。残念ながら2022年7月いっぱいで閉店が予定されています。昭和から続くグルメ遺産を楽しめる最後の機会、逃すわけにはいかない……のでは?
店名: 吉田屋
住所: 東京都新宿区高田馬場2-19-6
メニュー: 月見そば(税込420円) たぬき玉きつね(税込620円)
(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)