![](https://image.kingsoft.jp/starthome/getnews/2022-07-28/29f6b91007ce5e7534a67b43856af85d_lg.jpg)
埼玉県を中心に関東地方の1都6県に店舗展開しているスーパーマーケットの「ヤオコー」。ほかのスーパーと比べても明らかに食料品に力を入れていて、テレビ番組などでもしばしばオリジナルの商品やお惣菜が紹介されたりしている印象があります。
先日その「ヤオコー」で、埼玉のご当地グルメ「武蔵野うどん」の冷凍麺を発見したのですが、これがあまりにもウマすぎてびっくり仰天。一度食べて以来すっかりドハマリしてしまい、これまでに推定ですが5千食くらいは食べてしまいました。せっかくなのでぜひ紹介させてください。
ヤオコーで売ってる冷凍武蔵野うどん
![](https://image.kingsoft.jp/starthome/getnews/2022-07-28/f970b72d3916fc4759fec82c9f824503_lg.jpg)
3玉入りで198円(税抜)で販売されていた冷凍武蔵野うどん。製造は埼玉県に工場を構える「武蔵野フーズ」です。
正直、冷凍うどんなんて“いい意味”で何を食べても同じだと思っていました。どのメーカーのものをテキトウに選んでも、食感はツルツルでしっかりコシがあり、うどん欲をバッチリ満たしてくれるものばかり。
ところが、この武蔵野うどんは麺が極太でゴワゴワ。最近はSNSでとびきりうまい料理のことを“飲める”と表現することが多いですが、この麺はとても飲めない。噛み締めなければ食べられないほどにしっかりとした麺になっているのです。
![](https://image.kingsoft.jp/starthome/getnews/2022-07-28/717e4d48d3c331d807dd01bb9a28249a_lg.jpg)
しかも噛むほどに小麦の風味もバッチリ広がってきます。冷凍うどんでこんな食感の麺を作れるのかと驚かされましたよ。
![](https://image.kingsoft.jp/starthome/getnews/2022-07-28/30786c7c6763e80e9a242f3e15549a2a_lg.jpg)
ですが、ちょっとだけ問題もありました。武蔵野うどんといえば冷たい麺をアツアツの肉汁に浸して食べる「肉汁うどん」が定番。こんなに本格的な麺ならやっぱり完璧な肉汁を作って迎え撃たなければ失礼にあたるでしょう。
だからといって本格的な肉汁を自力で作るのは至難の業。市販のめんつゆベースでなんとなく作ってみたところ、これでも十分うまいんですけど、ちょっぴり甘さが強くなってしまうというか、微調整がなかなか難しい。
そんなわけで「これは当面肉汁うどんの研究が必要だなあ」なんて思っていたのですが、なんと先日から特製のつゆ付きセットも発売され始めたとのこと。おいおい、これさえあれば完璧なやつじゃん!
つゆ付きのセットも発売になった
![](https://image.kingsoft.jp/starthome/getnews/2022-07-28/da7ae43e7913fd1c1d9fe1db9e5c7595_lg.jpg)
つゆ付きのセットは1玉+つゆで同じく198円(税別)。麺2玉を抜いた代わりに1人前のつゆが付いたということになるので、値段で考えてもつゆのウエイトがかなり大きいことがわかります。
![](https://image.kingsoft.jp/starthome/getnews/2022-07-28/2c28f8711a5faa4c34eabdcae7dd34d0_lg.jpg)
早速入手したのでつゆ付きセットの方で再び肉汁うどんを作ってみることに。つゆは濃縮タイプで、150ccの水を入れて鍋で加熱して作ります。
![](https://image.kingsoft.jp/starthome/getnews/2022-07-28/87d946eef982007b5904c048e9d7765c_lg.jpg)
っていうか、やっぱりこの麺の存在感はヤバいですね。超極太で無骨な麺。地粉を使っているので讃岐うどんなどと違って麺の色が少しくすんでいるのも特徴です。
![](https://image.kingsoft.jp/starthome/getnews/2022-07-28/c63784210fc1079c7fb04347af1e3659_lg.jpg)
つゆには豚バラ肉80g程度と、ネギ1/2本くらいを切って入れます。
![](https://image.kingsoft.jp/starthome/getnews/2022-07-28/c50ea25667f152e07cf8c040da4e1438_lg.jpg)
煮詰まらないように気をつけながら豚肉とネギに火を通し、その間にもうひとつの鍋で冷凍うどんを茹でます。
![](https://image.kingsoft.jp/starthome/getnews/2022-07-28/4d2fbd3b475084cdcae65c90f1f63e0a_lg.jpg)
茹で時間は1分程度でOK。電子レンジでも調理可能なようです。
![](https://image.kingsoft.jp/starthome/getnews/2022-07-28/96bfec498d0b7beb9bba3ef233c2f7cc_lg.jpg)
麺を茹で終えたら冷水でしっかり冷やし、あとは盛り付けたら完成!
あまりにもウマすぎてウマウマのウマでやんす
![](https://image.kingsoft.jp/starthome/getnews/2022-07-28/b5fca62bf6055597a4cbb1417bc4ffd5_lg.jpg)
というわけで完成形がこちら。うひゃあ。何回作っても見た目からして最高。茹でるとさらに麺の存在感が爆上がり!!
![](https://image.kingsoft.jp/starthome/getnews/2022-07-28/76fb650a0de493eb8f203f41b9e023b2_lg.jpg)
![](https://image.kingsoft.jp/starthome/getnews/2022-07-28/2eb5514d7881993fed037aa06239309c_lg.jpg)
そして特製のつゆで作った肉汁は香り高く、盛り付けた時点で食欲をムラムラと刺激してきます。
![](https://image.kingsoft.jp/starthome/getnews/2022-07-28/67ed8d037ad8da643a92ce33624562bf_lg.jpg)
豚バラ肉を入れたことによって、肉汁の表面にアブラの膜ができています。これもたまりませんねえ……!
すると、ここで思わぬ来客がやってきました。
![](https://image.kingsoft.jp/starthome/getnews/2022-07-28/6bef22920ccb681accc9989c6e0d5a88_lg.jpg)
おお、なんとキュートな猫……!!
さすが猫といえども獣は獣。豚の美味しそうな香りに嗅覚が反応したのでしょう。そんな贅沢な肉汁にどっぷりと武蔵野うどんを浸して、いただきまーーーす!
![](https://image.kingsoft.jp/starthome/getnews/2022-07-28/5e8d65279934fe8dd4cd04e889f34ac8_lg.jpg)
![](https://image.kingsoft.jp/starthome/getnews/2022-07-28/003487ebe365824f80374d6a9d1b6a9a_lg.jpg)
ズルルルゥーーーッ、ズルン、ズルズルン。ズズゥーーーーッ。ぬはぁあっ、これはもはや完全に店の味!!
強烈なコシの極太麺を迎え撃つ肉汁は醤油の味が重厚で、味にものすごく奥行きが感じられます。おそらく具を入れずに作ると醤油のしょっぱさが強そうな気がするんですが、豚バラとネギの甘さを加えることで味が完璧に整うのでしょう。
そしてそんな本格つゆの中でも麺からは小麦の風味がばっちり放たれ、濃厚でありながらも繊細な、極限状態の味のバランスを楽しめました。調理する手間はかかりますが、これを自宅で手軽に食べられてしまうのはすごすぎる……!
こんなにもウマいつゆならおかわりは不可避ですねや
![](https://image.kingsoft.jp/starthome/getnews/2022-07-28/fdb6f3dc35cea7d75296ecd1c9238655_lg.jpg)
味のウマさと食べるスピードは比例してしまうもの。気がつけば一瞬にして麺がなくなってしまいました。うわあ、めちゃくちゃウマかった……!!
麺の量は1玉220グラムあり、ボリューム的にも満足。……だったのですが、目の前には豚バラ肉こそなくなったものの“いいダシ”が出ている汁が残っています。冷凍庫には冷凍武蔵野うどんのストックがいっぱいあるのに、この汁を捨ててしまうなんてとんでもない! ええい、限界なんて超えてやる!
ってことで、このあと30玉ほど替え玉を食べてしまい、お腹がはち切れて数日間寝込んでしまいました。食いしん坊の方はぜひ麺だけのセットも購入し、替え玉や大盛りで楽しむことを推奨しますが、その量はほどほどにするようお気をつけください。
現在のところ、冷凍武蔵野うどんのつゆセットは大型店舗のみでの販売となっているようです。ヤオコーのみならず、全国のスーパーで発売されますように……!
(執筆者: ノジーマ)