彼がいなければ、ビートルズも、クイーンも存在しなかった… 世界史上最も売れたソロアーティスト、エルヴィス・プレスリーの<誰も知らなかった>真実の物語を、『ムーラン・ルージュ』のバズ・ラーマン監督が映画化。エルヴィス本人を演じるのは、若手の旗手オースティン・バトラー。そして、エルヴィスの才能を見出した破天荒なマネージャートム・パーカー役を二度のアカデミー賞受賞俳優トム・ハンクス。圧倒的なライブパフォーマンスを体感する、本年度最注目のミュージック・エンタテイメント映画がこの夏待望の公開となります。
この度、本作でエルヴィスを演じたオースティン・バトラーが、エルヴィス役を演じる上での壮絶なプレッシャーとの戦いの日々を明かしました。オースティンは、エルヴィス役が決まった時を振り返り「エルヴィス役を演じる上でのプレッシャーは、私がこれまで感じたことのあるものとは比べものにならない大きなものでした。このプレッシャーを感じたのは、この仕事をもらった瞬間からで、朝4 時に心臓がドキドキして目が覚めるのです。毎朝恐怖で冷や汗をかいて目を覚ますのは不快でした(笑)」と語り、なんと重圧からくる恐怖で毎朝4 時に目覚めていたことを話します。
更にオースティンは、「そのプレッシャーは、彼の素晴らしさを十分に表現したいという自分自身の思い、そして彼の家族に誇りを感じてもらい、世界中にいる彼のファンにしっかりと評価してもらいたいという思いから来たものです」と毎朝の不快な目覚めの理由を続けます。
ロックンロールを世に定着させ、時代のアイコンともいえる存在になったエルヴィスはあまりに偉大。更に妻 プリシラ・プレスリーをはじめとした親族や、多くのファンの注目を一身に浴びながら、伝説のスターを演じなければならないというプレッシャーは、想像に難くありません。オースティンは「僕のキャリアにおける、そして人生における成功か失敗かの分かれ道に感じました」と、本作のチャレンジが自身の人生の分岐点だったと語ります。
しかし、初めこそあまりに大きなエルヴィス役というプレッシャーに押しつぶされそうになったオースティンですが、「ある時点で、『この重圧はずっと続くことになる。じゃあ僕は何をすればいい?』と考え方を変えるようになりました。そしてこのプレッシャーを“フリー・エネルギー”と呼ぶことにしたのです。私は毎朝仕事を始める前にコーヒーを飲む必要がありません。なぜなら既にフリー・エネルギーに満ち溢れているからです(笑)」と語り、次第にプレッシャーとの付き合い方を学ぶように。
更にオースティンは、膨大なエルヴィスの資料に触れる中で、自分と似た境遇や、性格などの共通点をみつけてゆく。自分にとって遠い存在だと思っていたエルヴィスを身近に感じ、彼の葛藤や苦悩を理解しようとするそのアプローチは、役を深ぼるための手助けになったそう。
重圧を跳ね除け、エルヴィスと一体となったオースティンの演技を見たプリシラは、自身のFacebook に「オースティン・バトラーはエルヴィスそのもの。素晴らしかった…」と投稿し、絶賛。それを知ったオースティンは、あまりの喜びと安堵にその場に泣き崩れたそう。ロックを創り、世界を変えたエルヴィス・プレスリーの真実を描き、すべてが始まったその熱狂のライブを体験するミュージック・エンタテイメント『エルヴィス』。心に響くの音楽、そして胸の熱くなるドラマを全身に浴びる映像体験をぜひ劇場で。
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