3月16日から発売されている『味噌屋のマスターブレンド つける味噌』は驚くほどご飯がすすむ代物だという。実際どれほどのものなのか。そもそも『つける味噌』とはなんなのか。フードジャーナリストのモトタキがその実態をお伝えする。
『つける味噌』梅&麻辣とはちょい足しできる万能香辛調味料
ひかり味噌が提供する『つける味噌』は、「味噌屋のマスターブレンド」第三弾であり、うま味調味料や添加物を使用せず、美味しさを追求した万能香辛調味料だ。健康食品である味噌をちょい足しするだけで、食事に取り入れやすくすることを目指した。
気になる味わいは「梅」と「麻辣」の2種類。「梅」は鰹節と無着色で無香料の梅を使用して『無添加 円熟こうじみそ』に組み合わせた。一方、「麻辣」は豆板醤や花椒、赤唐辛子、いくつかのスパイスによって生まれた麻辣の辛味に合う熟成感の強い米味噌を選んだ。
それぞれに合う味噌を求めて、麻辣は5種類の味噌から、梅は味噌と梅の組み合わせも含めて10種類から、50回ほどの試作を重ねて辿り着いたそう。ベースは信州味噌である。
ひかり味噌広報に美味しい食べ方を聞いてみた
せっかく食べるのだから、より美味しく頂ける方法があるのであれば、それを試すしかない。「気になったらすぐ行動」を信条とするモトタキがひかり味噌広報に直接お話を聞いてみた。
――早速本題ですが、『つける味噌』をつけるならどんなものがオススメでしょうか。
ひかり味噌広報:どんな料理でも合うように作っておりますが、あえて両方に合うものを挙げるとすれば『豆腐』はオススメです。梅は豆腐の甘みを引き立ててくれて、麻辣は麻婆豆腐のようになって楽しめます。
――なるほど、豆腐ですね。もう一声ありますか。
ひかり味噌広報:それなら餃子ですね。麻辣のほうが合うと思いますよ。
オススメのお供は「豆腐」と「餃子」のようだ。あとはご飯を炊いて準備をするとしよう。
いざ実食
ひかり味噌広報から直接聞き出した食べ合わせだ。この舌で確かめなければ活きた情報をお伝えすることにならない。なので「食べ物と名の付くものならば何でも口の中に入れてみる」が信条のモトタキが、『つける味噌』梅&麻辣を実食してみた。
キャップを外して、にゅっと絞れば適量が出てくる仕様だ。使いやすさは花丸をあげたいレベル。しかし、大事なのは味である。それぞれ、どんな味なのか。ワクワクがとまらない。
『つける味噌』麻辣を、餃子へにゅっとやって食べてみた。ちょっと多めにつけすぎたかと思ったが、ぴりっと刺激がおいしいちょうど良さだった。
だが辛さはその人それぞれの強度がある。モトタキは辛さに関しては少々強い耐性があるほうだ。それを考慮しても、この麻辣は想定するよりちょっぴり辛いレベルなので、自身の辛さへの弱さに自信がある人は量を調整しておくべきだろう。他の人は量さえ間違えなければ、おいしくいただけるはずだ。
もちろん餃子との相性は良い。味噌のおかげでマイルドな口当たりなのが大きいか。
続いて『つける味噌』梅でも食べてみた。個人的な好みもあるのだろうけども、餃子に合うのはこちらのほうだ。ほんのりとした甘さが、餃子の旨味とよく馴染む。びっくりするほど、ご飯のお供にぴったりな味わいだ。
続いて、両方に合う豆腐にもにゅっと絞ってみた。念のため、木綿豆腐と絹豆腐の両方を揃えておいた。どちらのほうが合うのか。
『つける味噌』麻辣を試してみる。麻婆豆腐と言われて出されたら、モトタキ的には首を傾げるかもしれない。だが悪くはない組み合わせだ。豆腐の水分で多少味が薄まっても、麻辣のガツンとした辛さであれば、ちょうどいい塩梅になってくれる。
『つける味噌』梅も試してみた。こちらは、麻辣に比べて味がマイルドである分、ちょっと多めにかけてようやく楽しめる感じだ。だが風味はこちらのほうが優しい味わい。
麻辣と梅のそれぞれ試してみたが、どちらも絹豆腐のほうが馴染むように感じた。このあたりの好みは個人差がありそうだ。
『つける味噌』はご飯のお供にもなるという。ならば、炊きたての米にも直接かけてみるとしよう。味噌だから合わないはずはないが、どんな風味になってくれるのか。
『つける味噌』梅と麻辣の、どちらがよりご飯に合うのか。軍配は、モトタキ的には梅の圧倒的勝利である。やはり、梅とご飯の相性は抜群だ。そこに味噌のまろやかさも相まって、無限にごはんがすすむ。メシ泥棒、私の好きな言葉です。
さて、今はまだ梅と麻辣しかない『つける味噌』だが、今後も新味が増えていくことをおおいに期待したい!
味噌屋のマスターブレンド:
https://www.hikarimiso.co.jp/masterblend/