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JR高田馬場駅から徒歩0分、駅前の名物といっても過言ではない立ち食い蕎麦屋『吉田屋』(東京都新宿区高田馬場2-19-6)がある。看板には『幸寿司』と書かれているが、それは「昼は蕎麦屋、夜は寿司屋」という営業形式のため。
高田馬場の寿司屋と蕎麦屋
雰囲気からも蕎麦からも「年季」が成す「味」が楽しめ、蕎麦屋として高く評価されている『吉田屋』だが、2022年7月いっぱいで閉店することが判明した。お店のドアや壁には蕎麦と寿司のメニューが貼られていて、蕎麦屋の客には「いつか夜に寿司が食べたい」という思いが生じる。
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筆者のオススメは「たぬき天きつね」
『吉田屋』は天玉そばが人気のようだが、どれを食べてもウマイので、流行りに流されず自分が好きなものをオーダーしても失敗はゼロ。筆者のオススメは「たぬき天きつね」で、揚げ玉、生卵、お揚げがのった贅沢な一品。
尾を引くダシと醤油と旨味
蕎麦はしっとりしてて、食感が優しい。それゆえ、濃いめの汁がジュワッと染み込んで旨味も濃いめな蕎麦に仕上がっている。お揚げにも旨味たっぷりで、揚げ玉の香ばしさと相まって尾を引くダシと醤油と旨味を楽しませてくれる。
常連が多数訪れる癒やしの寿司屋『幸寿司』
立ち食い蕎麦屋は、夜になると寿司屋の『幸寿司』になる。常連が多数訪れる癒やしの寿司屋だが、一見さんにも優しい大将。寿司ネタは肉厚な印象で、食べればホロホロと崩れていくシャリがたまらなく爽やかで美味。
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「今はじめて存在を知った」という人でも行くべき
昼の『吉田屋』が閉店するならば、夜の『幸寿司』はどうなるのか? 残念ながら、『幸寿司』も『吉田屋』と同様に閉店するという。常連が悲しいのは当然だと思うが、この昭和遺産ともいうべきグルメ、たとえ「今はじめて存在を知った」という人でも行くべきと強く言いたい。
今どの店よりも行くべき店
1947年に創業した『幸寿司』、1976年に創業した『吉田屋』、高田馬場駅前にストリームを発生させていたふたつの伝説的グルメが消えようとしている。いま、どの店よりも行くべき店なのは間違いない。──高田馬場の名物が2022年7月に消える。
店名: 吉田屋
住所: 東京都新宿区高田馬場2-19-6
(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)