ロシアの侵攻に対して、ウクライナ側にアメリカから供与された歩兵携行型ミサイル『FGM-148 ジャベリン』が猛威を振るっています。赤外線画像追尾と内蔵コンピュータにより高度な命中率を誇り、戦車などを次々に破壊しているために一部では「聖ジャベリン」と称されるほど、前線では重宝されています。
1発あたり約17万5000ドル(約2230万円)とも言われる高価さがネックとなっている『ジャベリン』ですが、ウクライナでは携行用のケースを有効活用していることをウクライナ兵士を支援する団体がツイートで紹介しています。
In Ukraine, we don’t say: «What shall we do with the Javelin rocket case?». In Ukraine we say: «A davaite zrobymo z boksu dush!». (Let's use the case as a shower overhead tank). pic.twitter.com/k886mON6m8—Повернись живим (@BackAndAlive) May 22, 2022
ジャベリンのケースを木に括り付けた上で、シャワーヘッドを取り付けてタンクとして使用しているこの画像ツイートは、11000以上の「いいね」を集めており、「素晴らしい」「良いリユースだ」「これぞイノベーション」といった反応が多数寄せられていました。
報道によるとアメリカはウクライナに7000基もの『ジャベリン』を送ったとされていますが、どれだけ高性能な兵器があったとしても、前線で野営をするにはさまざまな苦労があるはず。こういった簡易シャワーにも、ウクライナ軍の工夫が見て取れます。
※画像はTwitterより
https://twitter.com/BackAndAlive/status/1528382114974023681 [リンク]