お好み焼きとライスを一緒に食べるなんてありえない。そう思っていた時期もありました。しかしそれは関西圏のグルメ文化を知らなかったが故の思考。実際にお好み焼きとライスを一緒に食べれば「断然アリ」であることが味覚で理解できます。
お好み焼き定食はウマイ
お好み焼きとライス、味噌汁、漬物などがセットになったメニューを「お好み焼き定食」として出すお好み焼き屋は、関西に多数存在します。そもそも、お好み焼き定食なんて当たり前すぎて、こうして記事になっていることすら不思議に感じる関西の人たちもいるかもしれません。それほどポピュラー。それがお好み焼き定食。
お好み焼きとライスの組合せが最高すぎる店
あらゆるお好み焼き屋を食べ歩き、「お好み焼きとライスの組合せが最高すぎる」と感じた店が2軒あります。そのひとつが、『とんぺい』(大阪府大阪市中央区南船場4-9-11)。そしてもうひとつが、今回ご紹介する『はちの巣』(大阪府池田市石橋1-14-11)。もちろん、ほかにも多数のおいしいお店があると思いますが、この2連は間違いないおいしさだと思っています。
ぶた玉といか玉がたったの500円
『はちの巣』のお好み焼きはまさに庶民価格。ぶた玉といか玉がたったの500円、ぶた焼きそといか焼きそばも500円、リッチなモダン焼きでさえ700円。安い。安すぎる。
お好み焼き定食も700円なのですが、ライス、味噌汁、サラダ、漬物がついて700円なので、やっぱり激安。でも、安いだけのお店なら他にもたくさんあります。ただ安いだけなら紹介しないのです。ココは激ウマなのです。
ジューシーで旨味が深いお好み焼き
行くと、いつもお好み焼き定食と焼きそばをオーダーします。どちらも激安なので、両方食べても激安。お好み焼きは軽い食感で、ふわっふわ。個人的にジューシーで旨味が深いお好み焼きが好きなので、『はちの巣』はバツグンに激ウマ。旨味が深い、つまりずっと尾を引く旨味があるというわけです。
お好み焼きがパーッと粒子になって広がる
お好み焼きにたっぷりマヨネーズとソースをかけて、ライスとともに食べる。至福。お好み焼きがパーッと粒子になって広がるので、ライスとの相性バツグン。米粒とともに旨味が広がります。たまらない! そして焼きそばの登場ですよ。コイツもライスに乗せて、すすりつつ、ガツガツとライスを頬張る。ソース、ソース、ソース! ソースがシミシミの麺、激ウマ! ヤバウマ!
究極のお好み焼き定食体験ができる『はちの巣』
究極はライス、お好み焼き、焼きそばの同時食い。一度に口へと運びます。そんな究極のお好み焼き定食体験ができる『はちの巣』。こういうお店がいつまでも残り続けてくれると嬉しいなあと日々思うのでした。
ちなみに『はちの巣』の店主や店員さんはみんな優しいので、そういう点でもホッコリします。味覚と人情の癒やし空間。ありがたいことです。
店名: はちの巣
住所: 大阪府池田市石橋1-14-11
(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)