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音楽が主役、だからこそ最高の音質で。Sia初監督作品『ライフ・イズ・ミュージック』をIMAXで観てきた


世界屈指のアーティスト・Sia(シーア)が初監督を務め、オリジナル楽曲でカラフルに彩るポップ・ミュージック・ムービー『ライフ・ウィズ・ミュージック』が、本日より全国公開となりました。

【ストーリー】アルコール依存症のリハビリテーションプログラムを受け、孤独に生きるズーは、祖母の急死により長らく会っていなかった自閉症の妹・ミュージックと暮らすことに。頭の中ではいつも音楽が鳴り響く色とりどりの世界が広がっているが、周囲の変化に敏感なミュージックとの生活に戸惑い、途方に暮れるズー。そこへアパートの隣人・エボが現れ、優しく手を差し伸べる。次第に3人での穏やかな日々に居心地の良さを覚え始めたズーは、孤独や弱さと向き合い、自身も少しずつ変わろうとしていくが……。

映画『ライフ・ウィズ・ミュージック』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=UsmL509HW3s

そんな『ライフ・ウィズ・ミュージック』、TOHOシネマズ日比谷となんばの2館限定でIMAX上映も実施中。筆者もIMAX版を観させていたいだので、レビューをご紹介します!

本作は、孤独で生きる希望を失っていたひとりの女性が、家族の存在や周りの人々の助けによって“愛する”ことを知り、居場所を見つけるという物語。自身も薬物やアルコールの依存症と戦った経験のあるSiaによる実体験をベースに描いたストーリーは、ポップなポスターヴィジュアルからはかけ離れた暗いもの。主人公ズーも、ズーを取り巻く人物たちも、それぞれに辛い悩みを抱えています。

人に言えない仕事をしながら、アルコール依存症から脱して、穏やかな暮らしを手に入れたいズー。自己中心的なのに憎めない、子供の様にワガママで気分屋なのに、だからこそ自分の感情を思い切り出す真っ直ぐさも持ち合わせていて…。そんな難しいキャラクター像をケイト・ハドソンのさすがの演技力で見せてくれました。

とはいえ、筆者の率直な感想としてはこの映画の主役は“音楽”。ストーリーを否定しているわけでも、この映画に難癖をつけているわけでもなく、何よりもSiaの音楽が素晴らしいと感じました。

この映画では、登場人物たちの心情が歌に載せて語られいきます。それが、ポップ、ダーク、さまざまなカラフルさで描写されるのですが、IMAXで観た時の映像と音の素晴らしさたるや。アクション大作や、SF作品でチョイスすることの多いIMAXですが、本作の様な音楽映画でこそ発揮する技術の高さを実感しました。

ケイト・ハドソンをはじめ、キャスト陣の素敵な歌声もぜひ最高の音質で。IMAXで、Siaの音を全身で味わってみてはいかがでしょうか。

『ライフ・イズ・ミュージック』
監督・製作・原案・脚本:シーア
キャスト:ケイト・ハドソン(『あの頃ペニー・レインと』)、マディ・ジーグラー(Sia「シャンデリア」MV)、レスリー・オドム・Jr.(ミュージカル「ハミルトン」)
原題:MUSIC/2021/アメリカ/107 分/カラー/シネスコ/DCP/5.1ch/字幕翻訳:原田りえ/監修:山登敬之 【G】
配給:フラッグ 公式サイト:lifewithmusic.jp
(C)2020 Pineapple Lasagne Productions, Inc. All Rights Reserved.

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