表の顔は、高貴なる英国紳士。裏の顔は、世界最強のスパイ組織“キングスマン”。スタイリッシュな英国紳士が、ド派手で超過激なスパイアクションを繰り広げる大人気シリーズ、『キングスマン』(2015)、『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2018)。世界中で大ヒットを記録し、日本でも多くの熱いファンから支持を集める本シリーズの最新作『キングスマン:ファースト・エージェント』が公開中。本作で描かれるのは、諜報機関「キングスマン」の創立の物語。そこには、平和な世界を求め、立ち上がる、イギリス名⾨貴族オックスフォード公とその息子コンラッド、そして彼らとともに戦う力強い仲間達の姿がありました。
本作は、『キック・アス』(10)、『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』(11)など、世界中にファンを持つ大ヒット作を手掛けた鬼才マシュー・ヴォーン監督による「キングスマン」シリーズ待望の最新作。これまでは、国家に属さない独立諜報機関“キングスマン”のエージェントである、ハリー。そして、ハリーがエージェントとしてスカウトした、元不良青年エグジーの物語が描かれてきました。本作では、その“キングスマン”の誕生までの物語が語られることとなります。世界を混沌に陥れようとする闇の狂団によって大戦が勃発し人類破滅へのタイムリミットが迫る中、立ち上がったのは、”キングスマン“創設に関わる高貴なる英国紳士のオックスフォード公、そして彼の息子で、正義に燃える若き紳士コンラッドと仲間たちが、人類の存命をかけた戦いに身を投じることに。
主人公オックスフォード公役で、「ハリーポッター」シリーズのヴォルデモート、「007」シリーズのMなどで知られる、レイフ・ファインズは、「これまでの2作は振り切ったかたちで描かれており、コリン・ファース演じる紳士なスパイが労働者階級の少年エグジーの面倒を見るのだが、階級の障壁など問題ではなく、その振る舞いこそが重要なんだ。マシューが言いたいのは、出身などは関係なく、悪人たちに立ち向かう手段というものがあるということで、それは行動規範であり、努力して身につけなければならないものだということだと思う。大切なのは人となり、どう振舞うのか、そして人生における責任の取り方といったことだ」と、これまでの「キングスマン」シリーズを分析。
また、「本作ではその関係性が少し異なっていて、我々は恵まれた一家ではあるが、そこあるのは同じ考えだ。裕福な家庭だということはどうでもよく、人となり、振る舞いこそが大切なんだ」と、コメント。“どのように振る舞うのか”、それが本作の中でも貫かれているメッセージなんだと語っています。
本作では、レイフ演じるオックスフォード公が、世界の平和を目指し、まさに目の前で起こっている世界大戦を止めるため立ち上がることになりますが、「文学や神話には、その人となりが故に(悪に)立ち上がる人物というのが数多く描かれてきたんだ。戦士のような人が現れるというのは、きっと日本の文化にも見られることではないかい?ほら、有名な映画『七人の侍』は、侍の精神が地域社会全体を守るというものだね。黒沢監督が興味を抱いた考えとそれほどかけ離れていないと思うよ」と、『七人の侍』でも描かれた、侍たちの精神、そしてその立ち振る舞いが本作にも共通するものがあると明かしています。
鬼才マシュー・ヴォーンが生んだ「キングスマン」の世界で描かれる、紳士として精神と、その立ち振る舞いと。最新作では、そんな「キングスマン」の礎となったオックスフォード公、そして息子コンラッドが、世界大戦を裏で操る闇の狂団に立ち向かっていく。これまでにない壮大なスケールで繰り広げられる彼らの超過激なミッションから目が離せない!
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