こんにちは。なんでもチャーハン担当のオサダです。
11月も下旬に差し掛かろうとしている頃、編集部からとある指令が下りてきました。
「オサダよ、そろそろボージョレ・ヌーボーの解禁だ。ワインに合うチャーハンを作れ」
編集主幹ミヤハラ氏から発せられたのは、いつも以上の狂気をはらんだオーダーでした。
「チャーハン、ですよね?」「そうだ」
あまりにキッパリと言い切られると、人ってそれ以上の会話を継ぐことが出来ないんだな、とこの時にわかりました。それにしても、どうしよう。
ワインに合う、ってなんだ?
単純に考えてみました。ワインに合うのって、なんだろうと。
どストレートにイタリア料理を考えてみたら、ピザとか? うん、ピザみたいなチャーハンならいけそうだ。ピザソースとチーズとサラミで作ってみたら美味しいんじゃないかな?
「いや待てよ、でもそれって赤ワインの場合だよな。白だと合わないよな」
……はい、筆者、この時にものすごく大きな勘違いをしていたのですが、なぜかボージョレ・ヌーボーは白しかない、って思いこんでいたんです。低気圧が近づいてたんで頭がぼんやりしてたんだと思います。
自ら勝手に縛りを入れてしまった“白ワインに合うチャーハン”というお題ではありますが、なんでもチャーハン、今回も作ってみたいと思います。
合いそうな具材を選んでみた
もうイメージと直感だけで具材をセレクトしてみました。
・ごはん
・オリーブの塩漬け
・アンチョビ
・にんにく
玉子を入れようかどうか、最後まで悩んだんですが今回は外してみました。
オリーブもアンチョビも、僕個人的にはそんなに馴染みのない食材なんですが、やってみます。
まずは潰して刻んだにんにくを低温のオリーブオイルでゆっくりと炒め、オリーブオイルに香りを移します。
そこにご飯を入れて全体に油をまとわせたら刻んだアンチョビを入れます。
塩気はこのアンチョビ頼りなので、全体に行き渡るようよく混ぜます。
仕上げに刻んだオリーブを混ぜ込んで完成です!
……見た目はなんとなくそれっぽいし香りはすごく良いんだけど、どうなんだろう?
試食してマジで驚いた
出来上がったオリーブ・アンチョビチャーハン、冷蔵庫に居あわせた安い白ワインと一緒にいただいてみます。
まずこのチャーハン、きちんとニンニクの香りをまとったオリーブオイルのおかげでとにかく香りが良い! 言うまでもなくこの相性はイタリア料理の定番だけあって抜群です。
食べてみると、アンチョビの塩気とオリーブの実が持つあの香りが非常に良いアクセントに。自分で作っておいてなんですが、これはめちゃ良く出来てますよ。行ったことないけど、ちょっといいイタリア料理のお店とかでこれ、出てくるんじゃないですか? それほど上品な出来上がりになりました。
作例ではアンチョビの量がやや及び腰なのですが、白ワインのお伴であればもっとアンチョビ増やして塩気強めでもありかな、と思います。
あと、意外とオリーブオイル多めでも平気ですね。パンにオリーブオイル浸して食べるイメージで、このチャーハンも意図的に多めのオリーブオイルで仕上げても良いと思います。
今回、想像以上にうまく仕上がって一人で感動してました。なんかいつものチャーハンと違うんでどぎまぎしちゃってます。
11/18のボージョレー・ヌーボー解禁ではもちろん、普段ワインをいただくときなんかにもこのオリーブ・アンチョビチャーハン、ぜひ試してみてください! あと、試してませんが赤ワインでピザチャーハンもぜひ!
■なんでもチャーハン(ガジェット通信)
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