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エマ・ストーン&エマ・トンプソンが『クルエラ』の役柄について語る「女性のキャラクターのダークサイドにとても興味があるの」


ディズニーの実写映画最新作『クルエラ』。ついに公開され、豪華共演を果たした世界的トップ女優2人の抜群の演技力が多くの話題を集めています。

主演を務めたのは、「ラ・ラ・ランド」でアカデミー賞を受賞したエマ・ストーン。彼女が演じたのは、賢く創造性豊かな少女エステラ。ファッション・デザイナーになることを決意し日々情熱を燃やしていた彼女ですが、ある出来事をキッカケに、ファッショナブルで破壊的かつ復讐心に満ちたヴィラン”クルエラ”へと染まっていく――。次第に悪の存在へと変わっていく主人公の心情の変化を繊細に描き出したエマ・ストーンの演技力に、早くも称賛の声が相次いでいます。

一方で、そんな主人公に並ぶほど強い印象を与えるのが、2度のアカデミー賞に輝くエマ・トンプソンが演じた<伝説的なカリスマ・デザイナーのバロネス>。ファッション業界のトップに君臨する彼女は、エステラにとって憧れの存在。しかし、エレガントに着飾ってはいるものの、彼女には目的のためには手段を選ばない非情な一面があり、エステラがヴィラン“クルエラ”へと変わる最大の要因となる――。バロネスは、ある意味、本作の“もう1人のヴィラン”ともいえるほど重要な人物。このダークな役どころを見事に演じきったエマ・トンプソンにも、エマ・ストーン同様の熱い視線が注がれています。

ファッション業界の未来を担う 2 人の間でどのようなストーリーが描かれるのか、期待は高まるばかりですが、魅力溢れるキャラクターを演じた彼女たちが、自身の役どころについて以下の様に言及しています。

「(クルエラを演じるのは)とても楽しいわ」と話すのは、エマ・ストーン。「多くの役どころにおいて、もし私みたいにいろいろな表情をする人だったら、いつも少し(演技を)抑えようとするものなの。バケツのかわりに、ティースプーンでちょっとだけさじ加減するの。でも、バケツを投げることが出来る時は、とても楽しいのよ(笑)」と話すように、彼女にとって、ダイナミックなヴィランを演じることは思い出に残るものだった模様。エマ・トンプソンもまた、「そうね。あなたは正しいわ」と同調しています。

エマ・トンプソンは自身の演じたキャラクターについて、「彼女(バロネス)は完全に冷淡で、厳しさを信じている。それが唯一の方法だと思っているの。それが、彼女がとてもまれなところだわ」と説明し、「私もエマ(・ストーン)のように、私は女性のキャラクターのダークサイドにとても興味があるの。私たちはみんな、ナイスで善良であるはずでしょう?悪い母親は、絶対に許されないの。悪い母親に言うべき言葉は、誰にも見つけられない。だから、私たちは、彼女たち(クルエラとバロネス)はみんなどういうところからやって来て、どのようにそういうふうになったのかわからないの」と、普段の自分からかけ離れた<ダークなキャラクターたちの言動自体>に興味があるのそう。

そして、「バロネスは、一つのことだけに打ち込んでいる。彼女は、こういう素晴らしいことを言うのよ。“もし私が一つのことだけに打ち込んでいなかったら、私は、自分の天才を、引き出しの奥にしまっておかないといけなかったかもしれない”って。それは実はとても良いポイントよ。私は、必ずしもそういう(バロネスのような)道を歩まないわ。でも、彼女の、彼女自身のクリエイティビティに対する献身は、ある意味賞賛に値すると思う。そして多分、困難なことだと思うわ」とも話し、他人の意見に左右されず、持ち前の才能を活かしてただ真っすぐ突き進む、自身の役どころへ深い理解を示します。

エマ・ストーンもまた同意見のようで、「もし “ああ、彼女たちはすごく悪い。彼女たちは本当のヴィランだ”って心底思ったら、私は決してキャラクターを演じられないと思う」と口を開く。「邪悪な人が、自分たちは邪悪だと思いながら、世界を歩いていると思う?そうは思わないわ。彼らは、自分たちは正しいと思っているのよ。“おれは悪者だ”と思いながら歩く人なんている?それは、人間を演じるには意味をなさないわ。多分、あるタイプのロボットを演じるためには意味をなすかもしれないけど」とも話し、他人から見れば悪名高きヴィランでも、彼ら自身は、自らに非はないと思っており、自分を信じてただひたすらに突き進んでいくところが、<ヴィランの最大の魅力>なのだと熱弁しています。

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https://getnews.jp/archives/3020536

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