もしハンバーガー界の横綱を決めるなら、やっぱりマクドナルドのダブルチーズバーガーは筆頭候補に入ってくるのではないでしょうか。
2枚のビーフとチェダーチーズ、そしてケチャップとマスタードというシンプルな構成でありながらも奥深い味。そしてときどき無性に食べたくなるような中毒性。日本中のどこでも食べられるというのも大きな魅力ですよね。
そんなダブルチーズバーガーはもちろんそのまま食べるのが大正義。でもシンプルな味付けだからこそ、意外な調味料や食材をちょい足ししたときに奇跡的な味の変化が起きやすいのです。
先日、コンビニやスーパーなどでよく見かける食べ物とダブルチーズバーガーをかけ合わせてみたら、ちょっぴりジャンクなダブルチーズバーガーがなんと高級感あふれる味に変身してしまいました。ぜひ詳しく紹介させてください。
ランチパックの苺ジャム&マーガリンでダブチを包む
今回のアレンジに使用するのは、おなじみの菓子パン・惣菜パンの「ランチパック」。ランチパックにはものすごくたくさんの種類がありますが、そのなかから「苺ジャム&マーガリン」を使用します。
耳の部分を取り除いた食パンで苺ジャムとマーガリンを挟んだこちらのランチパック。これで何をするのかというと、まずダブルチーズバーガーのバンズを取り除き、バンズの代わりにランチパック2枚でダブルチーズバーガーの具材を挟むだけ。
「どうせランチパックを使うならもっと相性がよさそうな味を使えばいいのに!!」という声が聞こえてきそうですが、これがもう信じられないほどハマりました。
チーズの塩気とケチャップやピクルスなどによる酸味が苺ジャムと融合すると、まるでフレンチなどで使われるベリーソースのような雰囲気に変化。どちらかというとジャンクフードに分別されるダブルチーズバーガーを食べているのに、高級感さえ漂うおしゃれ&さわやかな風味が口の中いっぱいに広がるのです。
これ、もはやいつものダブチとは全然別物だけどメチャクチャウマい!!!!
そして食べ進めていくとさらに味が変化します。
ランチパックの中身って実は苺ジャムとマーガリンを混ぜてから塗っているのではなく、それぞれが別で塗られているんですよね。ゆえにジャムが多めに口の中に入ってくることもあれば、マーガリンが多めに入ってくることもあるわけです。この味のグラデーションが面白い!
ジャムが多めの部分を食べるとおしゃれな感じなのに、マーガリンが多めな部分をほおばると途端にジャンク感がブースト。その瞬間だけダブルチーズバーガーにバターやマーガリンを過剰にドーピングしたかのような、ジューシーでまったりとしたコッテリ感が炸裂する危険な味わいに! ドバババババーーーーッと、オイリーな要素が洪水のように口内へ押しかけてくるのです!!
このギャップを楽しめるのはランチパックの苺ジャム&マーガリンならではでしょう。もちろんランチパックを使うことでボリューム感も超増幅! プラス100円で味わえる満腹感と新体験。これに名前をつけるなら「ランチパックダブチ」といったところでしょうか。ぜひぜひお試しください!
余ったバンズにはビーフの面影が残っている
バンズのかわりにダブルチーズバーガーの中身をランチパックで挟むと、当然ダブルチーズバーガーの“抜け殻”が余ってしまいます。もちろんこれも美味しくいただきましょう。
オススメはとろけるチーズを1枚挟んでケチャップを足し、レンチンで温めて作る“抜け殻チーズバーガー”です。
いわば主役不在のチーズバーガーなのですが、買ってきたバンズにチーズだけを挟んで食べるのとは訳が違います。
ダブルチーズバーガーの抜け殻を使うと、少し前までビーフがここにいたという面影がバッチリ残っているので、チーズを挟んでいるだけなのに結構なビーフ感を堪能できるのです。きっと肉汁とかが染み込んでいるんでしょうね!
目を閉じて食べれば浮かんでくるビーフの面影。ほのかに残るビーフの肉汁や調味料の味とチーズが融合することにより、記憶の扉が開き始めます。確かにビーフの味もする気がする……! うん、これは間違いなくチーズバーガーだ!!
あまりビーフを感じられないという人は一緒にビールでも飲んで気持ちよく酔えば、きっとビーフのことを思い出せるようになるんじゃないでしょうか。もし思い出せなかったら、もっとたくさんビールを飲んで気持ちよく寝て忘れてください。
(執筆者: ノジーマ)