味の素株式会社が、株式会社マガジンハウス発行のカルチャー誌「BRUTUS」と共に、料理でウェルビーイング(Well-being)に取り組むプロジェクト「世の中が変わるときは、料理をしよう。」が、先月よりスタートしました。
ウェルビーイングとは、コロナ禍で新たな生活様式への変化が求められる中、注目度が上がっている概念。人は肉体的・精神的・社会的に充実してこそ真に健康であり、その状態を「ウェルビーイング(Well-being)」という言葉で表します。「食と健康の課題解決企業」を目指し、“Eat Well, Live Well.”のコーポレートメッセージを掲げてきた味の素が、カルチャーを牽引してきた「BRUTUS」とタッグを組む本プロジェクト。味の素の強みである「料理」の視点から、今注目のウェルビーイングにアプローチし、これからの時代を楽しみつつ豊かに生きるヒントを提供しています。
本コンテンツは、「BRUTUS」とのコラボならではの感度の高い切り口で、様々な角度から「料理×ウェルビーイング」を紐解いていく。なかでもまず注目のコンテンツは、3月まで放送され人気を博したドラマ「俺の家の話」にも出演し、自身も最近料理に熱中しているという俳優・永山絢斗さんが、3人の有識者と対談する【Talk ~俳優・永山絢斗の「聞くレシピ」~】。
永山が対談したのは、ウェルビーイングの第一人者にして予防医学研究者の石川善樹さん、ハロープロジェクトの楽曲やアニメソングの作詞を手がけ、「文藝」での小説発表などマルチに活躍する作詞家の児玉雨子さん、ネット社会ならではの視点から家族・土地・アイデンティティを切り口にウェルビーイングを語るドミニク・チェンさん。
石川善樹さんとの対談では、「男性が料理をする国ほど幸福度が高く、そうした国は北欧に多い」「Googleなどの米IT企業では、料理プログラムが導入され、自炊をすることで社員が健康になっている」という話で、終始驚きっぱなしの永山さん。永山さん自身も「コロナ禍に入ってすぐの頃、都会から離れてテントで過ごし、キジの鳴き声と共に目覚め、川で食器を洗って料理をし、暗くなると寝る生活をしていた」というエピソードも明かしつつ、料理をすることで一日の生活を良い方向に変えるという学びを語っています。
また、「BRUTUS」で料理にまつわるエッセイを綴る「〆飯」の連載をしている児玉雨子さんとの対談では、「時間をかけて煮るって、何かを育てている感じがして楽しい」と、日々の料理について熱くトーク。圧力鍋とホーロー鍋どちらを使うのかについてや、よく作るという角煮についてなども語っていた。この対談では、忙しいときに児玉が深夜にさっと作って食べるという【鯖味噌マヨ丼】を永山に披露。対談を振り返る動画内でも、「翌日早速作りました」と語っており、非常に気に入った様子です。
3人目の対談では、ドミニク・チェンさんの語る「ぬか床」の不思議な魅力について非常に興味を持った様子。「ぬか床を手で混ぜることによって、人によってそれぞれ違う常在菌や、地域によって違う微生物が、ぬか床内の乳酸菌や酵母と混ざり合って、同じものを使っても全く違う風味のぬか漬けが出来る」というエピソードや、それが人と人とを繋いでいくという話まで、その奥深さをチェンさんが語ります。対談の最後では永山も正に”布教”され、「ぬか床、絶対やってみます!」と決意する一幕も。
永山がそれぞれの対談を振り返りつつ、料理について幅広く語るコメント動画内では、料理にハマる前と後では台本を読む際の集中力も違い、気持ちも前向きになっていると、明らかな変化を感じている様子。また、チェンさんとの対談内でも「耳の裏がプクっとなって幸せが出てくる感覚がある」と表現していた母の味が、自身の心に残っている料理だと語っています。その味を継承していきたいと言い、「(母は)『絢斗が結婚して奥さんに教えられたらいいんだけど』って言ってますけど、それはちょっとまだ…」と、笑顔で話しました。
【動画】永山絢斗が料理に目覚めたきっかけは?「世の中が変わるときは、料理をしよう。」
https://www.youtube.com/watch?v=kb16o-a16SY
永山の対談以外にも、本プロジェクトのサイトでは、様々な視点から「料理×ウェルビーイング」を紐解くコンテンツが大きく分けて4つ。「BRUTUS」が今おすすめする気鋭の料理人を起用し、簡単で誰でも作りたくなるようなレシピを動画付きで紹介する【Fun Cooking ~作りたくなるレシピ(動画付き)料理ってこんなに楽しかったのか!~】では、料理人は、「ごはんと旅は人をつなぐ。」をテーマにサイト運営やレシピ開発を行うなど、多方面で活躍する山田英季、渋谷〈Bistro Rojiura〉、代々木公園〈PATH〉、白金台〈LIKE〉と人気の3店舗を経営するシェフ原太一の2名が、それぞれ動画付きでレシピを公開しています。
山田はバター豚汁、ダブル食感の麻婆丼、肉2倍のカレーうどんという、鍋一つで出来るがガッツリお腹も膨らむレシピ。一方の原さんは、ローストビーフ、鶏のスパイストマト煮込み、サバの燻製サラダという、フライパン一つで簡単に作れるちょっとオシャレなレシピという、これから料理を始める人から、既に料理をしている人まで美味しく楽しく楽しめる料理を紹介しています。
その他にも、“最強料理芸人”との呼び声も高いクック井上の【Recipe Archive ~作りたくなるレシピ 今はなきあの名店の味を自宅で!~】や、1925年(大正14年)に出版され、日本の美食文化の礎となった名著『美味求真』の2021年版オマージュで、現代の食生活に気づきをもたらす書籍を紹介する【Book 美味求真2021 ~もっと食を知るためのブックリスト~】など、様々な視点から「料理×ウェルビーイング」へアプローチする、今見ておきたいコンテンツが目白押し!いよいよゴールデンウイークも近付くこの季節、今年はゆっくりお家で料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。