敏腕営業の鈴木湊人さんが、行きつけのコンビニの新人バイトの古賀さんの笑顔を深読みしてしまうストーリーが展開されている小祭さん(@komaturi1)がTwitterで発表しているマンガ『営業スマイルが見抜ける鈴木の例外』。最新話では、鈴木さんが古賀さんに桜餅の違いについて教えて……という話になっており、「微笑ましい」「心が癒やされる」「二人の距離感が好き」といった反応が集まっていました。
※参考記事 乙女心は取引先の反応より断然難解……!? 転びそうになったコンビニバイトをとっさに助けるマンガが瑞々しかった
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(2/2) pic.twitter.com/7desHxsvU8—小祭@青年漫画描いてる (@komaturi1) March 28, 2021
古賀さんの営業スマイルを崩したい鈴木さん。以前に転びそうになった古賀さんを支えてから態度が変わったことを気にしていて、「この前の行き過ぎた接触を精算するのだ!」と決意。「桜餅の形は関東と関西で違うんですよ」と古賀さんの興味を惹けそうな話題を出して、案の定「そうなんですか!?」と食いつきます。
「関東だと生八ツ橋にも似た生地で餡を巻く《長命寺スタイル》。関西だと餡子を丸々包んだ《道明寺スタイル》が主流らしいです。東京でもコンビニでは道明寺が多いですが」とリモート営業のお客から得た知識を開帳した鈴木さんに、古賀さんは「へー、そうなんですね!!」と感心します。
「福岡でもこの形だから、違いがあるって知らなかったです!」と目をキラキラさせている古賀さんですが、鈴木さんは「これは営業か本当かどっちなんだ!?」と笑顔が読めなくなって困惑。「マスクの下が見えたら違うのだろうか…気になる」と思います。
「何かマスクに付いてますか?」と不思議そうに聞く古賀さんに「いえ、特には」と答えた鈴木さんですが、内心「なにか付いてると言えば、マスク取って確認してくれたのだろうか…」と思っていますが、良心が止めました。頭を冷やしたいと「公園にでも寄ろうかな…」と独り言が出てしまった鈴木さん、「珍しいですね」という古賀さんに「…近くにあるんですよ」と答えます。
「花見に合う公園」のベンチで道明寺を食べる鈴木さん。「桜餅の花に付いた塩分なんか良いよな」と思いつつ、「なんか眠くなってきた」となって、ついうたた寝。そこへ……。
バイト帰りの古賀さん。「鈴木さん!」と気付き、ベンチの隣にストンと座って「寝とる」と思います。小さな手で桜餅をもぐっと食べながら、「公園で寝ちゃうくらい疲れ溜めてたんに。いっつも話しかけてくれたん」と鈴木さんの横顔を見て思い、「優しか…」とつぶやいたところで、すっと目を開きます。
寝起きで「あれ? 古賀さん? なんで!?」と慌てる鈴木さんに、「ふふっ」と笑った古賀さん。「オススメしていただけたので仕事あがりに来ちゃいました。鈴木さんは桜が好きなんですね」と話しかけて、「そう…ですね。枝垂れ桜はお辞儀してる様に感じられて」と語るのを、楽しそうに聞くのでした。
性少年とおねえさん (1/9) pic.twitter.com/TTLBUjIfEk—小祭@青年漫画描いてる (@komaturi1) April 11, 2021
「大体更新の時期が近づいた時に、季節的に何がいいかなとコンビニの商品を見て回っているのですが、その中で桜の開花時期とも近くて関係性が強い桜餅を話に入れてみました」と話す小祭さん。「シリーズ4回目の更新になるのもあって、RTや“いいね”をして下さる方々に対して本当に感謝してます」といい、「古賀さんの食事シーンに多くの反応を頂けて、二人とも可愛いと感じてもらえているのが嬉しかったです」と語ってくれました。
小祭さんが「今後も続きを更新する予定です」という『営業スマイルが見抜ける鈴木の例外』に加えて、小学生の女の子と隣の家の女性作家との交流を描いた『性少年とおねえさん』のネームをTwitterで公開しています。こちらも併せて注目です。
※画像はTwitterより
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