小泉進次郎環境大臣が、ラジオ番組で「プラスチックの原料って石油なんですよ。意外に知られていないですけど」と発言したことにより、Twitterで「#意外にこれ知られてないんですけど」というハッシュタグが登場していますが、『昔勇者で今は骨』『グリモアレファレンス 図書委員は書庫迷宮に挑む』(電撃文庫)などの著者の佐伯庸介さんが図書館を利用する上での注意点をツイート。司書などの関係者から共感の声が上がっていました。
#意外にこれ知られてないんですけど
図書館の本が破損した場合、利用者は直さなくていいんですよ。補修は司書の仕事ですし、セロハンテープとか貼ってしまうと劣化して本の寿命を縮めてしまうので(剥がし液使って剥がします)。
だからそのまま返してくれー!
—佐伯庸介📖新作発売中 (@saekiyou) March 21, 2021
図書館の本が破損した場合、利用者は直さなくていいんですよ。補修は司書の仕事ですし、セロハンテープとか貼ってしまうと劣化して本の寿命を縮めてしまうので(剥がし液使って剥がします)。
だからそのまま返してくれー!
専用の補修材で直している本の修復。佐伯さんのお願いには、「まじで本当に知って欲しい」「怒らないので破損したらそのまま返して」という反応のほかに、「破損状況を申告してくれるととても助かる」といった声もあったほか、次のようなツイートも。
粘着力の強いテープだけでなく、ポストイットのような弱い粘着剤付きの付箋紙でも、その粘着剤が本や書画の紙に残って後々化学変化で変色してきます。
図書館の本だけでなく書画の本紙や掛軸・額におきましてもテープ類や粘着剤付き付箋紙は禁物です。 https://t.co/nG1oP9TCi4—掛物継美〈片山表具店a.k.a.継美堂〉【公式】🖼️(@kake_tsugumi) March 21, 2021
粘着力の強いテープだけでなく、ポストイットのような弱い粘着剤付きの付箋紙でも、その粘着剤が本や書画の紙に残って後々化学変化で変色してきます。
図書館の本だけでなく書画の本紙や掛軸・額におきましてもテープ類や粘着剤付き付箋紙は禁物です。
「セロハンテープは長期保管するものに使ってはいけない」という声も上がっていた図書館で借りた本の修復。破損してしまった際は素直に申告するという事を心がけたいところです。