3月8日の国際女性デー(International Women’s Day)に、Twitterに投稿したキャッチコピーの一言でバーガーキングが炎上する事態となってしまいました。
Burger King roasted for Women’s Day tweet(YouTube)
https://youtu.be/HM1e1SpU_78
問題となったのはイギリスのバーガーキングがTwitterに投稿した“Women belong in the kitchen.”というツイート。日本語にすると「女性は台所にいるべき」的な一言ですが、性差別のニュアンスをたっぷりと含んだ一言でもあります。
イギリスのバーガーキングが投稿したツイート(謝罪後、現在は削除されています)の画像がこちら。
We hear you. We got our initial tweet wrong and we’re sorry. Our aim was to draw attention to the fact that only 20% of professional chefs in UK kitchens are women and to help change that by awarding culinary scholarships. We will do better next time.—Burger King (@BurgerKingUK) March 8, 2021
https://twitter.com/BurgerKingUK/status/1369036021925638154
実は“Women belong in the kitchen.”という文言は、プロのシェフや料理人として厨房に立っている女性の比率はイギリスで20%、アメリカで24%にすぎないので、女性シェフを増やすために料理を学びたい女性向けの奨学金設立発表のキャッチコピーとして使用された文言だったのです。
see? pic.twitter.com/ayo2InGEzb—Caira Conner (@CairaConner) March 8, 2021
https://twitter.com/CairaConner/status/1368957238795264005
ニューヨーク・タイムズに掲載された紙面広告でも“Women belong in the kitchen.”という文言がキャッチコピーとして使用されていました。
ただし、この紙面広告を全文読むと、バーガーキングの担当者が本当に発信したかったメッセージは、「女性はプロのシェフとしてもっと厨房に立つべき。そのためにバーガーキング財団は料理を学びたい女性向けの奨学金を設立します」という点だったことがはっきりとわかります。
SNSでは以下のような声が散見されました。
・刺激的なキャッチコピーを一番最初にツイートすべきじゃなかったんだよ
・ストレートに女性向け奨学金の設立を発表すれば良かったのに
・メッセージを発信したほうも受信したほうもバカだったってことだよ
・燃えるだろうなって気付かなかったのが一番の問題
・料理できるほうがキッチンに立てばいいだけの話
・本当に言いたかったことは理解したけど、やり方がまずかったよね
・マーケティングチームの大失態だ
・全体を見渡さないで一部の狭いところしか見えない人たちによる炎上
・炎上する可能性を予見できなかったのが超不思議
・ソーシャルメディアマネージャーはクビだろうな
・キャッチーすぎるキャッチコピーって危険
・ギリギリのところ攻めてアウトになっちゃった
・バーガーキングが謝罪する必要ってあるの?
・注目を集めるための一言が全く違う意味で注目を集めちゃったね
※画像:Twitterより引用
https://twitter.com/CairaConner/status/1368957238795264005
※ソース:
https://www.adweek.com/media/burger-king-gets-grilled-for-women-belong-in-the-kitchen-tweet-supporting-female-chefs/
(執筆者: 6PAC)