剣豪で色男ながら自己評価が低くて朴念仁な由依宗次郎と、いつも愛想笑いをしているように見えて実は夫が大好きすぎてニヤけるのをガマンしている妻のお千夜のじれじれとした関係を描いているマツモトケンゴさん(@mangadaisuki15)のマンガ『嫁いできた嫁が愛想笑いばかりしてる』(シリウスKC)。第30話は宗次郎の上司である平蔵とその嫁がやってきて酒を酌み交わすというストーリー。お酒に弱い宗次郎の身が心配ですが……。
※参考記事 「新年から尊すぎる」「なんだこの可愛い生き物」 愛想笑いばかりしてる嫁がお餅をつまらせるマンガがポンコツ夫婦だった
https://otajo.jp/95864 [リンク]
【創作】嫁いできた嫁が愛想笑いばかりしてる 30(2/2) pic.twitter.com/xwwpcpl96I—マツモトケンゴ【愛想笑い嫁1巻、重版!】 (@mangadaisuki15) January 30, 2021
日頃よりお世話になっているという平蔵夫妻が訪問してきて、酒席になってしまった宗次郎。平蔵から「顔が真っ赤ではないか宗次郎。相変わらず下戸だな~」と笑われ、「本当よ~」と奥方からも言われて「すみませぬ」と愛想笑い。「よいよい。某は其方のことを買っておるのだ」と絡み酒っぽくなり、「もう夜更けなのに…。いつ帰るのだろうか…」と思っているところに、かなり酔った様子の奥方が「ねぇねぇ…」と声をかけてきて……。
「お兄さん、色男なのに女遊びに疎いんですって?」と奥方に肩を掴まれて「!」となる宗次郎。「どう…? 旦那の家で私が相手してあげようか?」と誘われて、「平蔵殿…酒の席とはいえお戯れが過ぎるのでは…」とやんわりと言いますが、平蔵は「はっはっはっ無礼講よ!なんだ、拙者の嫁ではもの足りぬのか?」と笑うばかり。「いえ…。某には妻がおりますゆえ」「ふふ…一夜限りの夜遊びなら不倫にはならないわよ」と迫っているところを、こっそりとお千代が見ています。宗次郎は「畏れながらこれは失礼にあたるかと」といっても「いいじゃない、嫁さんには内緒で」とさらに押されますが……。
「某ではなく某の妻に失礼だと申しておるのです」とピリッと言った宗次郎。「不貞を働きたいと思えるような妻と結婚してはおりません。何卒ご配慮を」というのを、お千代が目を見開いて聞いてました。それに気づかずに「何よそれ~。私より良い女なんていないでしょ~!」という奥方に、「冗談が通じぬ奴よのぅ、宗次郎は。生真面目すぎる」という平蔵。「そうよそうよ!」という奥方の声に、ついにお千代が……。
「失礼します」と笑顔でふすまから入ったお千代。「こっ、これは。其方が宗次郎の嫁か?」と驚く平蔵と「おっ、お千代…もう寝ているとばかり」という宗次郎をよそに、「お酌いたします」と奥方の隣に座ります。「何この女…。透き通るような白い肌に整った顔立ち…。こんな美しい人見たことがない」と戸惑う奥方に、本気な愛想笑いをしていたお千代ですが……。
徳利を傾けつつ「旦那様に手を出すなんて良い度胸に」とボソッと言うお千代に、「ひっ!!?」となった奥方。「こりゃたまげた。こんなべっぴんの嫁がおるとはな」と感心している平蔵ですが、怒ったお千代が上司夫婦を潰すまで飲ませまくり、宗次郎を膝枕しつつひとりでぐびぐび。「何この女…強い」と思う奥方でした。
面倒な上司から宗次郎を守ったお千代について、「お酒つよつよで酔うことはあっても潰れることはないです」というマツモトさん。「ベストオブ内助の功」「入る隙などありゃせん」といった声のほか、お千代について「かっこいい」「最強の嫁」といった反応が多数寄せられていましたが、マツモトさんは「お千夜の最後のコマに対する反応が多かったです!ありがとうございます!」とメッセージを寄せてくれました。
2021年春のは第2巻の刊行が予定されている『嫁いできた嫁が愛想笑いばかりしてる』。「いつもたくさんの方に見て頂けて嬉しいです!今後ともよろしくお願いします!」と語るマツモトさんが、この両片想い夫婦をどのように描いていくのか、今後も楽しみにしたいところです。
『嫁いできた嫁が愛想笑いばかりしてる』(ニコニコ漫画)
https://seiga.nicovideo.jp/comic/47190 [リンク]
※画像はTwitterより
https://twitter.com/mangadaisuki15 [リンク]