ピースの又吉直樹が1月15日放送の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)に出演し、日本の昔話として語り継がれている『一休さん』で疑問に感じている話を明かし、盛り上がった。
この日は、『ダウンタウンなう』特別編として「人志松本の酒のつまみになる話」を放送。松本人志とゲストらがお酒を飲みながらエピソードトークを繰り広げた。
又吉は、『一休さん』の昔話のひとつで、殿様から「屏風の虎が悪さをするから、なんとかしてくれ」と無茶な依頼をされ、一休さんが「じゃあ、その虎を屏風から出してください。縛り上げるので」と返すと、殿様がそのとんちに感嘆し「なるほど、参った」となる『屏風の虎』の話をあげ、「あの一休さんのとんち、弱くないですか?」と、急に苦言を呈した。
「子供の頃はすごいと思ってたんですよ。でも、殿様に呼ばれて命令されているのに、『出してください』って、失礼じゃないかなって」と又吉。
この意見に、さまぁ~ずの2人も「質問されてるのに、質問返しみたいなね」(三村)、「(相手が)先輩だったら、あり得ないよね」(大竹)と同意。松本も「確かにブチギレされるよね」とコメントした。
そこで又吉は“自分だったらどうするか”を想像し、「屏風に檻を墨で描いちゃう。『これでもう虎は出てこれませんよ』って。それで、殿様もそうやって人を試した罰じゃないですけど、大事にしていた屏風に落書きされちゃった、みたいになるんじゃないかと思ったんです」と自身の考えを述べると、ファーストサマーウイカも「答え、それじゃないですか」と納得。
しかし、又吉は先輩芸人である千鳥の大悟にも同じ話をしたところ、「なるほど。でも、わしやったら……」と1分ほど考えて沈黙した後、「わしやったら、『そんなことより殿様、飲みに行きませんか?』って言うな」と返されたという。
大悟の回答を聞いた瞬間は「ただの酔っ払いみたいな答え」だと思った又吉だったが、「でも、翌朝それを思い返していて、めちゃめちゃ正解なんちゃうかな、と。一休さんのとんちが弱いって一休さんのせいにしていたんですけど、殿様の(無茶ぶりの)“屏風の虎が出てきて悪い”っていうのが、一番おもんないんちゃうかなと思って(笑)。『そんなことより飲みに行きましょう』って解決が、一休さんは未成年とか(難しい部分が)あるかもしれないですけど、一番良いのかもなと思ったんですよ」と、大悟の人間関係が円滑になるようなある意味“大人の回答”に、又吉も腑に落ちたようだ。
松本人志「さまぁ~ずが元祖仲良いコンビだと思う」お笑いコンビ仲良いブームでダウンタウンは「ビジネス仲良いをやってる」
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