傑作ホラー映画の量産工場ブラムハウス・プロダクションズ製作、クレイグ・ゾベル監督による人間狩りスリラー『ザ・ハント』が10月30日より公開。あまりにもクールなベティ・ギルピンにシビれる本編映像が解禁となった。ギルピンのコメントとあわせてご堪能いただきたい。
アメリカ社会への痛烈な風刺を込めた『ザ・ハント』は、富裕層が娯楽で“人間狩り”を行う様を描き、物議を醸したスリラー作。ベティ・ギルピンが演じるのは、エリート集団に“獲物”として狩られるために集められた12人の男女のひとり、クリスタルだ。ある日突然森のなかで目覚めた“獲物”たちは、その状況に納得がいかぬままハンティングされていくのだが……。
解禁となった映像では、森を抜け出したクリスタルが、コンビニでタバコとマッチを購入しようとする場面が切り取られている。
店員の老夫婦を前に、ようやく普通の人間に出会えたと思ったクリスタルだが、その言動と挙動に何か気になるものがあるようだ。店員がこっそりレジ下の銃に手を伸ばすのを見たクリスタルは、お釣りの金額を確認し、店員の答えた現在地の州とタバコの値段が合わないことに気付く。店員たちが“信用ならない相手”であることを確信したクリスタルは、その瞬間、彼らに襲いかかる――!
相手は二人、クリスタルは一人。まずはお婆さんの頭をカウンターに打ち付けて怯ませ、その瞬間にカウンター内に滑り込みながらお爺さんを蹴り飛ばす。そしてレジ下の銃を奪い、首尾よくお爺さんを銃殺。床に倒れてヌルい命乞いをするお婆さんに銃を向け、「州のタバコは6ドルよ。このドジが!」と啖呵を切り、とどめを刺す。なんという手際のよさ、なんというカッコよさ。
“獲物”であるはずの彼女が圧倒的な強さを見せ、思わぬ展開を迎えることとなるこの“人間狩り”。クリスタルを演じたベティ・ギルピンは、ありがちな女性のキャラクター像よりも今回のタフなキャラクターがハマり役だったことを明かしている。「これまで長いこと、男が内なるモンスターを解き放って感情を爆発させる一方で、それを支える妻やガールフレンドを演じてきた。だけど、すごく多くの女性が『私だって窓からイスを放り投げられますけど?』と思ってる。不思議なんだけど、男を励ますように笑みを浮かべたり、赤ちゃんと洗濯カゴを抱えた妻よりも、クリスタルのほうがはるかに取り組みやすかった」
また、ギルピンに関して、クレイグ・ゾベル監督は「脚本を読んだ時、僕の頭の中にすぐ思い浮かんだのがベティだったんだ。彼女なら完璧に演じられると思っていたよ。映画の撮影中、筋肉を驚くほど鍛え上げていたよ。一番すごかった時には、ベンチプレスで僕ら2人を持ち上げられたんじゃないかな。彼女の姿を見ているだけで感動したよ」とその役作りを絶賛している。
『ザ・ハント』
10月30日(金)より全国公開
https://www.universalpictures.jp/micro/the-hunt[リンク]
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