『スーパーヒロインボーイ』(リュエルコミックス)の作者で、現在『ねこにんげん』(くろふねピクシブ)で連載中のぱらり先生(@parari000manga)が、2019年7月に『モーニング』(講談社)で掲載された読切マンガ『あざにおしろい』をTwitterで公開。すっぴんが地味平凡でお化粧が得意な篠宮さんと、額にあざのあるメガネ女子の白井さんの関係が瑞々しく描かれていて、大きな反響を呼び起こしていました。

ぱらり先生は、後日談として『その後の安達くん』をTwitterで発表。白井さんとデートをした安達くんの話になっています。

「白井さんとのデート、大失敗してしまった…」と落ち込む安達くん。誰とでも仲良くなれるコミュ力の持ち主、愛沢ミキちゃんから「おっ安達じゃーん。白井ちゃんとのデート、どうだった?」と聞かれ涙目に。「おっ?なるほどな?話聞こうか?」と言われて、「その…ホラ、白井さんって篠宮にメイクしてもらってるじゃん? そのことでちょっと気になることがあったから…、良かれと思って篠宮の……陰口を言ってしまって…」とことのあらましを話す安達くん。愛沢ちゃんは「は~~なるほどな、最悪じゃん」とバッサリ。

「あれか?他の女をサゲることで白井ちゃんをヨイショできると思った的な?」と訊く愛沢ちゃんに、「まぁ……それもあるかも」と言う安達くん。

「それって逆にさ、安達はさ、それで喜んで一緒になってさ、友達サゲするような子って白井ちゃんのこと思ってたん?」と聞かれて、「それは……思わない」と答える安達くん。「な~?虚無じゃんお前」と容赦ない愛沢ちゃんに「僕はなんてバカなんだ…」と自省しますが、「まぁ…悪いと思ってんなら素直に謝りに行けば?」と言われて「そうだね…!ありがとう!」と走り出す安逹くん。「あっ…ちょ…今多分白井ちゃんはしのみーと…」と止めようとした声を聞かずに行ってしまい、愛沢ちゃんは「悪いやつではないんだけどなぁ」と見送ります。

白井さんを見つけた安達くん。「今日はなにする?」「ん~…あざはそのままで秋っぽいメイクしてみたいかも」と言われて「オッケーじゃあベースはパウダーだけにしよっか。そんでアンバーカラーのアイメイクとかどう?」という篠宮さん。白井さんは「ね…あの…。私もその…いつかさ、篠宮さんにメイクしてみたいかも」と言って、「えっ?」と驚かれて「あ!嫌ならいいんだ…!ごめんね急に!」「や…嫌なんて言ってないし!」となり、「それに…したいなら今でもいいけど?ちょうどリップ塗り直そうと思ってたとこだし…」と少し恥ずかしげに言う篠宮さん。

「う、動かないでね」「ん…」と篠宮さんにリップを塗る白井さん。その一部始終を見ていた安達くん。「これは絶っっっっ対に邪魔したらアカンやつや…!!!」と思い、己の愚かさを改めて反省して、その胸は多幸感に満たされたのでした。

ぱらり先生が「思春期の悩みや感情の機微を描きたいと思いました。また、白井や篠宮と同じようにコンプレックスを抱えた人に、何か届けられるものがあればと思いました」という『あざにおしろい』。さらに「元々は女性同士の繋がり、シスターフッドの物語として描いていたのですが、私がとても百合好きなので、気付いたらそちらに引っ張られてました。百合です!」と話します。ちなみに『その後の安達くん』で登場した愛沢ちゃんは「誰とでも仲良くなれるタイプの元気な女の子。好きなメイクはオレンジ系の明るめギャルメイク」とのこと。

さまざまな反応が寄せられた『あざにおしろい』。安達くんの話にも、「目覚めちゃったか~」「自分の非を認められるいいヤツ」といった声が集まっていました。ぱらり先生は「たくさん見て頂けて嬉しいです。特に、同じような悩みを抱えた人からの“励みになった”という声が本当に嬉しいです。しかし、『あざにおしろい』だけでは描ききれていない事ももちろんあるので、メイクする人もしない人も、あざのある人もない人も、このお話だけで“メイクとは”“あざとは”と決め付けはせずに、いろいろと見聞きして思いを巡らせてみてほしいです。私ももっと知見を広めたいと思います」とメッセージを寄せてくれました。

ぱらり先生が連載中の『ねこにんげん』は、人間と人型の猫が共存する世界で、人間に可愛がられるのが苦手なハチスケが主人公。偏見や先入観にとらわれているというのは、『あざにおしろい』と通じるところもある作品なので、こちらもチェックしてみてください。

『ねこにんげん』(pixivコミック)
https://comic.pixiv.net/works/6725 [リンク]

※画像はTwitterより
https://twitter.com/parari000manga [リンク]

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情報提供元:ガジェット通信
記事名:「「何かに目覚めた?」 デートで怒らせた相手が女子とお化粧しあっている光景を目撃した男子のマンガが幸せを配っていた