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「面白いしかわいい」「ブロマイド欲しい」 悪魔に両親を殺された26歳女子が羞恥心に苛まれながら戦うマンガが萌えポイント満載だった



子どもの頃に魔法少女に憧れていたけれど、実際に大人になってからなれるとしたら……嬉しさより恥ずかしさが勝るのではないでしょうか。


Twitterやpixivで活動しているおきつぐさん(@okitugu1101)のマンガ『悪魔に復讐を誓う女』では、両親を悪魔に殺された白石ミチルが、特殊超能力機関『SQAD』で悪魔と戦うというストーリーになっています。





20XX年。異界から現れた悪魔によって人類は為すすべもなく殺されていき、人口が10年で半減。白石ミチルも12歳の時に両親を殺され、瓦礫の中で復讐を決意。「大人になった私は力を得たのだ…。仇を取るための、悪魔を殺すための力を…」といいます。それは……。



特殊超能力機関『SQAD』の隊長になったミチル。3人の部下に「いい?情けは無用よ。徹底的にやりなさい」と指示を出します。部下たちは「パイロキニセス!!」「エレクトロクライシス!!」「グラビティスタンプ!!」と攻撃しますが……。



「え?全然効いてねえじゃん!!なんでだ!?」と言う“狂犬”赤井リュウジに、「アンタ、また会議中寝てたわね?能力無効型の可能性があるって言ってたでしょ?」とツッコむ“重姫”黒橋メイ。「対抗できるのは…」という声に、「いいわ、さがってなさい」と前に出るミチル。空気が震え、「超能力は人間の強い思いから生まれる。それ故に、両親の復讐を胸に秘めたミチルは部隊内で最強の能力を持つに至った」とナレーション(?)。



しかし、強力な能力にはリスクが伴うもの。ミチルは能力を行使するために代償を払わなければならなければなりません。それは……。


「ま、魔法少女マジカルチルチル、華麗に参上~~」と幾分声を震わせつつポーズを取るミチル。由緒正しい魔法少女なコスに、「出た!!魔法少女チルチルだ!!」「アレが出れば無敵よ!!」と沸き立つ部下たち。



「よーし!!チルチル!!今日も頑張って悪魔を倒すマホ!!」と言うお供の妖精のマホルン。「あれ?黙りこくっちゃってどうしたマホか?」と聞かれ、「なんでよ!?なんで私の能力だけ魔法少女なのよ!!!!!!」と叫ぶミチル。「もう!またその話マホか?そろそろ慣れるマホよ」「こんな格好に慣れるワケないでしょ!あなた、この場違いな状況を見て変に思わないの?」「よく分かんないマホ。いったい何に納得がいかないマホか?」「あなたのふざけた語尾とかだよ!!!!!!」とマホルンと揉めだします。



「そもそもあなたなんなの!?なんで私だけ相棒がいるの!?」の叫ぶミチルに「あ!それを聞いちゃうマホか?」とマホルン。部下だけでなく悪魔も唖然とした表情で聞き入ってます。そんな中、「いいマホか?超能力は術者の精神が反映するマホ。どういうことか分かるマホ?」と聞かれて「なにが言いたいの……」と問うミチルに、「つまり僕はまともな少女時代がおくれなかったチルチルの歪んだ結晶マホ」とクリティカルな真実を明かされ、「いやああ!!聞きたくなかったあ!」と悶絶。「いい加減認めるマホ!!僕の存在もその格好も…すべてはチルチルが自分で望んだことマホ!!!!!!」と突きつけられ、「い、いや、そんなこと」と声を震わせるミチルに、「私は隊長の格好かわいいと思いますよ!!」「俺もいいと思うっす!!!」と言う部下たちに「フォローするのやめてえええ!!!!!!」と叫びます。



「さ、分かったら観念してとっとと戦うマホ」「うう…で、でもお…。うう…私、今年で26なのになにやってるんだろ……」とメソメソしてるミチルの背中に近づく悪魔。「隊長!!!危ない!!!」との声に「マジカル悪魔祓い(ミチルインパクト)」と物理な攻撃で撃退! 「やったぜ!一撃だ!!」「さすが隊長です!!!」と称える部下たちですが、「もうイヤぁ!!!」と羞恥に苛まれるミチルなのでした。


おきつぐさんによると、「“クールな女性の表情が崩れる瞬間が描きたい”と思い、その見せ方として“妙齢の女性が年齢に見合わない格好をする”というイメージで魔法少女を選びました」というこのマンガ。好きな魔法少女ものについて訊くと、“場違いな格好をしているおかしさ”という流れの作品を挙げるとするなら『魔法少女 俺』などでしょうか。正統派で見せても、邪道な方向でアプローチしても、面白い懐の深さが魔法少女の魅力だと思います」と話してくれました。


「前半の凛々しい姿と後半の恥じらっている表情のギャップが可愛く見えていれば」というミチルには、「めちゃめちゃ面白いしかわいい」「ミチルちゃんのブロマイド欲しい」といった反応が上がっていました。「“全然いける”という反応が思ったより多くて驚きました。“場違いな格好のおかしさ”を見せながらも可愛さを見せることを意識していたので、うまくいっているなら嬉しいです」とコメントしてくれました。


最初はシリアスなSFファンタジーと見せておいて、後半にガラっと展開が変わるあたりも秀逸なこのマンガ。あちこちに小ネタも潜ませてあるのも高ポイントです。


※画像はTwitterより

https://twitter.com/okitugu1101 [リンク]


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