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本広克行・押井守・小中和哉・上田慎一郎「監督絶対主義」の映画実験レーベル「Cinema Lab(シネマラボ)」発足!小川紗良・神尾楓珠ら出演の第1弾発表



本広克行監督、押井守監督、小中和哉監督、上田慎一郎監督が参加する映画実験レーベル「Cinema Lab(シネマラボ)」が発足! そして早速、レーベル第1弾作品として押井守氏原案・本広克行監督、小川紗良さん主演による映画『ビューティフル・ドリーマー』が2020年11月6日にテアトル新宿、シネ・リーブル池袋ほか全国順次公開し、その後も参加監督の新作が順次公開されることが発表されました。


「Cinema Lab(シネマラボ)」は、参加監督たちが日本映画界に多大な影響を与えた通称ATGこと日本アート・シアター・ギルドに着想を得て発起した、監督の作家性を最大限に活かす「監督絶対主義」で映画を制作する映画の実験レーベルです。映画化の条件は「限られた制作予算」のみ。映画は、制作過程となる企画開発、脚本、キャスティング、ロケーション、演出などすべてのクリエイティブは監督が自由に手掛けた作品を公開します。


Cinema Labは、日本映画界に少し違う角度から光を照らして、映画を好きになってもらう事、映画の魅力を再発見する事、次世代の映画監督を発掘する事など少しでも日本映画界に貢献する事を目指すレーベルです。



Cinema Labとは


Cinema Lab(シネマラボ)は、「映画の実験レーベル」です。

映画監督の「熱量」と「情熱」を込めた映画作品をお届けします。

映画化の条件は「限られた制作予算」のみ。

映画監督が自ら企画開発、脚本、キャスティング、ロケーション、演出までを自由に手掛け、云わば「監督絶対主義」で映画を制作します。

あとは全てのクリエイティブは監督に基本一任します。

そのため、Cinema Labの作品はとても挑戦的で、前衛的で、実験性ある作品が多いかもしれません。

さらに、Cinema Labには潤沢な制作予算も莫大な宣伝予算もありません。

しかし、「制約」があるからこそ「生まれる発想」と「生み出される映画」があります。

誰でも、そんな心が揺さぶられる思い出の映画が1本はあるはずです。

未曽有の事態が巻き起こる時代。

目まぐるしく変化していく時代。

今まさに「制限」の中で生きていかなければならない時代。

だからこそ、映画をこのレーベルから送り出す意義を感じています。

Cinema Labは、日本映画界に少し違う角度から光を照らして、

「映画をあまり鑑賞しない人」が映画に興味を持ってもらえたり、

「映画好きな人が映画の面白さ」を再発見してもらえたり、

「次世代の映画監督との出会い」があったり、

日本映画界に少しだけ貢献できたらレーベルを設立した甲斐があります。

そして、Cinema Labがお届けする映画で心を熱くしてもらえたら嬉しいです。

映画をもっと自由に。Cinema Lab


映画レーベル「Cinema Lab」第1弾は押井守原案・本広克行監督作品!


第1弾「ビューティフル ドリーマー」出演キャスト&メイン写真解禁!


映画レーベル「シネマラボ 」の記念すべき第1作は日本実写映画歴代興収1位「踊る大捜査線THE MOVIE2」の監督を務めた本広克行監督に委ねられました。絶対監督主義で製作された映画「ビューティフル ドリーマー」は本広監督にとっても2年半ぶりの実写映画。青春映画でも高い評価を受ける本広克行監督は、学生の部活を映画にするのは3作目になリます。


今回、本広監督が題材に選んだのは本広克行監督も所属した「映画研究会」! ストーリーは、映画を撮ったことのない先勝美術大学映画研究会の部員たちが挑む“いわくつきの台本”の映画化……。彼らは無事クランクアップできるのか!? 新たな試みとして、完全な脚本を用いず、おおよその筋だけを立て、現場で俳優や監督が口頭の打ち合わせで芝居をまとめる“口立て”を用いた手法で演出しています。原案の「夢見る人」は同じシネマラボのメンバーでもあり、本広監督がリスペクトしてやまない押井守監督の作品になります。



主演は、監督としてメンバーをリードする主人公のサラに小川紗良さん。朝ドラ「まんぷく」などでの好演が話題になった、新進女優としてだけでなく、映画監督としても長編映画デビュー作『海辺の金魚』の公開を控えるなど、注目されている存在です。


カメラ担当でサラを支えるカミオに『HiGH&LOW THE WORST』『私がもててどうすんだ』などの神尾楓珠さん、助監督兼雑用係として奮闘する映研のムードメイカー、モリタに劇団ナイロン100℃所属で『カツベン!』などの森田甘路さん。


プロデューサーのリコには、『あさひなぐ』『ドロステのはてに僕ら』で好演した藤谷理子さん、メイク担当のシエリに、札幌の劇団イレブンナイン出身のヒロシエリさん、録音担当のウチダに、これが映画デビュー作で若手注目劇団・劇団スポーツの主宰の内田倭史さん。


また、映研OBとしてメンバーを支えるタクミには、数々の話題作に出演しながら映画監督としてもコンスタントに作品を発表し、マルチな才能を発揮している斎藤工さん。


確かな演技力で撮影に貢献するサヤカには、『山猫は眠らない8 暗殺者の終焉』でハリウッド・デビューも果たし、女優としても大きく飛躍中の元AKB48、秋元才加さん。映画コメンテーター“赤ペン瀧川”こと、瀧川英次さん。そして、舞台、テレビ、映画に幅広く活躍する名優、升毅さんといった個性豊かなキャストたちが、本人役で出演しています。

※追加キャストは今後順次発表予定。


今後の日本映画業界を担う若手キャストが「ビューティフル ドリーマー」に出演。スタッフも「踊る」シリーズをはじめ、本広克行監督作品を支える「本広組」のスタッフが集結! 音楽は菅野祐悟氏が担当します。


<本広克行監督コメント>

シネマラボというレーベルは、当初小中監督から「現代のATG」を作らないかという提案から始まりました。ラボ=実験。予算に制限がありながらも監督の作家性を最優先し、後世に残る作品を生み出す事を目的としたレーベルです。映画はオールドメディアであり、長い間その形を変えていません。それをどのような形で進化させるのかをいつも考えています。

興行的には、厳しいかもしれません。でも、やらないと後世に残る映画は作れない。作家性のある作品が少なくなっている今、次世代の若者のクリエイターたちが撮りたいものを撮れる場を作れないか、というのをずっと思っていました。その土台に、押井監督、小中監督、上田監督をはじめ私達がなれればいいと思っています。


その第一弾となったのが、「ビューティフルドリーマー」です。ずっと押井守監督と組んで実写を撮ってみたいと思っていました。今回の為に押井監督には「夢みる人」という原案となる本を書いてもらいました。当初は登場人物が軽音楽部だったのですが、それを私なりにアレンジして映画研究会にし、主演を小川紗良さんに演じてもらいました。小川さんは実際に大学で映画研究会に入って作品を作っていて、自然と出る演出する言葉を知っているのと、信じた事に周りを巻き込んで猛進して行きそうな強い眼差しが今回の主演に絶対に必要な人でした。


全ての映像作品を作っていてずっと思っていた事があります。今や当たり前のように作品の中だけで交わされる省略された無駄のない台詞を、演者から出るリアルな話し言葉を使って作品を作れないか。今では機材の性能が上がっていて、昔は録音できなかった台詞も今だからできる方法があります。急に違う作り方をすると観ている人は拒否反応がある事を知っていながらも、このシネマラボで自分なりの「実験」として、エチュードという形で映画の中の台詞をリアルに演出させてもらいました。是非この不思議な映画を、多くの人に色々な感情で楽しんでもらえればと思います。



<小川紗良コメント>

大学時代、サークルで映画を撮っていた私にとっては、あの頃を追体験するような日々でした。映画サークルって、色々な珍事件が起きるんですよ。データが飛んだり、お金が尽きたり、機材が壊れたり、しょうもないことで喧嘩したり、色恋沙汰がもつれたり。それでも映画を撮りたい気持ちは突っ走って、かぐや姫もドン引きな無理難題を言ってみたり。部室には余計なものがいっぱいあって、3留くらいしてる先輩が昼寝してる。“伝説のOB”はいつまでもサークルにはびこって、ああだこうだと言ってくる。本当に、映画サークルって変。

それでも、サークル活動や映画撮影の在り方が変わり果ててしまった今となっては、あの変な日々も懐かしく思えたり。2020年、思いがけずこの映画は「癒し」になるかもしれません。

人と人との距離の近さが生む珍事件たちに、ぜひ心をふっと緩ませてみてください。

夢みる人、そしてかつて夢みた人に、届きますように。


本広監督の映画愛が積み込まれた本作は2020年11月6日(金)テアトル新宿、シネ・リーブル池袋ほかにて全国順次公開。



映画『ビューティフル・ドリーマー』

【出演】 小川紗良  藤谷理子 神尾楓珠  内田倭史  ヒロシエリ

森田甘路 斎藤工  秋元才加 瀧川英次  升毅 他

(追加出演者は順次発表致します)

監督:本広克行 原案:押井守『夢みる人』 脚本:守口悠介 

キャラクター設定・構成:奥山雄太(ろりえ) 横山翔一 脚本協力:高井浩子 

製作:勝股英夫(エイベックス・ピクチャーズ)石川光久(Production I.G)

エグゼクティブプロデューサー:西山剛史 森下勝司 

企画・プロデュース:穀田正仁 稲葉もも プロデューサー:雨無麻友子

アソシエイトプロデューサー:上久保友貴 宣伝プロデューサー:高原万平

撮影:川越一成 照明:木村伸 録音:倉貫雅矢 美術:相馬直樹 編集:岸野由佳子

サウンドデザイン:大河原将 VFXスーパーバイザー:大見康裕 音楽:菅野祐悟

装飾:桑田真志 衣裳:中島エリカ ヘアメイク:堀奈津子 監督補:山口淳太

助監督:松田祐輔 

制作プロダクション:LDS 配給:エイベックス・ピクチャーズ 

製作:映画「ビューティフルドリーマー」製作委員会 エイベックス・ピクチャーズ Production

I.G 清栄コーポレーション ポニーキャニオン

(C) 2020 映画「ビューティフルドリーマー」製作委員会

映倫No.122425

本編:75分

公式HP https://beautifuldreamer-movie.jp/[リンク]


レーベル概要


■レーベル名   : Cinema Lab(読み:シネマラボ) 

■参加映画監督  : 本広克行監督『踊る大捜査線』シリーズ

           押井守監督 『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』

           小中和哉監督『星空のむこうの国』

           上田慎一郎監督『カメラを止めるな!』

■レーベルサイト :  https://cinema-lab.com/[リンク]

■製作幹事    : エイベックス・ピクチャーズ、プロダクション・アイジー

■製作委員会   : エイベックス・ピクチャーズ、プロダクション・アイジー

           清栄コーポレーション、ポニーキャニオン


<小中和哉監督コメント>

映画ファンにとって、最大公約数的な大型商業映画だけでなく、意欲的、冒険的、個人的な限られた予算で制作された映画が見られることは大切なことだと思います。それが映画の裾野を広げ、テレビとは違う映画という文化を豊かにすることだと感じております。

かつて日本映画にはそのような限られた予算で意欲的に制作された映画がありました。「ATG」(日本アート・シアター・ギルド)は「限られた予算」という条件と引き換えに自由を得た監督たちが勝負を挑む場として観客の注目を集めました。

前衛や反体制、芸術という要素に映画ファンが興味を示した時代でした。

オリジナルビデオという映画館にかからないビデオ用映画では、アクションややくざ、エロというジャンル映画が量産される中傑作が生まれましたし、ビデオ市場メイン、ミニシアター単館公開という図式で作家性の高いユニークな映画も生まれる余地がありました。しかしビデオが売れなくなり映画館での回収がメインとなった昨今、映画興行も映画制作も制限があると感じています。変化している時代に多様なジャンルの映画作品を届けるため、監督一個人ではなく、志のある映画監督が集まり、共同戦線を組み、ムーブメントを作り上げる必要を感じていました。バラバラに時々いい作品があっても、継続して一つのジャンルを作り上げないと、映画ファンには届きません。ATG映画、Vシネマに匹敵する新しいブランドが一つ存在しても良いと思うのです。そんなことを考えて本広さんや押井さんの賛同を得てシネマラボ企画は動き出しました。自主映画からスタートして商業映画に進出した大先輩・大林宣彦監督は生涯《映画監督》ではなく、《映画作家》と名乗っていました。

商業主義に飲み込まれることなく、自主映画、アマチュア映画の心を忘れず、プロフェッショナルな監督ではなく、作家であろうとしてきました。今回の企画は、大型商業映画を撮ってきた押井、本広両監督は、初心に戻って個人の想いに忠実な自主映画のような作品を作ろうという気持ちがあるでしょうし、自主映画から商業映画へ活躍の場を広げた上田監督にとっては、自主映画の自由さを失わずに商業映画が撮れる場としての魅力を感じての参加だと思うのです。

つまり、「監督が自由に映画に情熱を注ぐ魂」と「商業映画」の幸福な融合ができればと考えています。



Cinema Lab 参加監督プロフィール


■本広克行(もとひろ・かつゆき) 

映画監督・演出

1965年生まれ。香川県出身。高校を卒業後、映画学校、映像制作会社を経て、1996年に初の映画監督作品『7月7日、晴れ』で劇場デビュー。2003年に公開された映画『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』では、日本映画(実写)興行収入記録歴代一位の座を獲得。その後もドラマ・演劇・アニメ・ゲーム・MV・ショートムービー・CMと、活動の場は多方面に渡る。2015年公開の映画『幕が上がる』(平田オリザ原作・ももいろクローバーZ主演)では、舞台版の演出も担当。2019年にはHTB開局50周年ドラマ『チャンネルはそのまま!』で総監督を務め、2019年日本民間放送連盟賞のテレビ部門でグランプリを受賞。

主な監督作品 

映画『亜人』(2017年公開)、『曇天に笑う』(2018年公開)。

舞台演出では 『PSYCHO-PASS サイコパス Virtue and Vice』、『転校生』、『ももクロ一座特別公演』など。

 



■押井守(おしい・まもる)

映画監督・演出家。

1951年生まれ。東京都出身。東京学芸大学教育学部美術教育学科卒。

タツノコプロダクションに入社、テレビアニメ「一発貫太くん」で演出家デビュー。その後、スタジオぴえろに移籍し、「うる星やつら」ほか、数々の作品に参加。後にフリーとなる。日米英で同時公開された劇場版アニメ『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』(95)はジェームズ・キャメロン監督やウォシャウスキー兄弟ほか海外の著名監督に大きな影響を与えた。また、『紅い眼鏡』以降は、『アヴァロン』など多数の実写映画作品にも意欲的に挑戦を続けている。

主な監督作品

『機動警察パトレイバー』『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』など。

最新作は『ガルム・ウォーズ』。

 



■小中和哉(こなか・かずや)

1963年2月8日 生まれ

自主映画製作を経て、1986年池袋・文芸坐の出資による「星空のむこうの国」で商業映画デビュー。

1992年、脚本家の兄・小中千昭と妻・明子と有限会社こぐま兄弟舎(現・株式会社BearBrothers)を設立。ポニーキャニオン、タカラと共同で映画「くまちゃん」を製作。1997年、「ウルトラマンゼアス2 超人大戦・光と影」でウルトラシリーズ初監督。以降、監督・特技監督として映画・テレビシリーズ両方でウルトラシリーズに深く関わる。

2003年には「アストロボーイ・鉄腕アトム」でアニメーションを初監督。

2020年4月放送のNHKよるドラ「いいね!光源氏くん」メイン演出。

特撮、アニメーション、ドキュメンタリー、TVドラマ、劇映画で幅広く活動中。

主な監督作品

 劇場用映画

『四月怪談』(1988)『ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦』(1999)『東京少女』(2008)『七瀬ふたたび』(2010)『赤々煉恋』(2013)



 

■上田慎一郎(うえだ・しんいちろう)

1984年、滋賀県出身。中学生の頃から自主映画を撮りはじめ、高校卒業後も独学で映画を学ぶ。2009年、映画製作団体PANPOKOPINA(パンポコピーナ)を結成。

『お米とおっぱい。』『恋する小説家』『テイク8』等8本の映画を監督し、国内外の映画祭で20のグランプリを含む46冠を獲得する。

2017年、初の劇場用長編『カメラを止めるな!』が2館から350館へ拡大する異例の大ヒットを記録。

三人共同監督作の『イソップの思うツボ』が2019年8月に公開、そして劇場用長編第二弾となる『スペシャルアクターズ』が同年10月に公開。

2019年5月、監督・スタッフ・キャストが対面せず“完全リモート”で制作する作品『カメラを止めるな!リモート大作戦』をYouTubeにて無料公開。

主な監督作品

『お米とおっぱい。』(2011)『カメラを止めるな!』(2017)『スペシャルアクターズ』(2019)

『カメラを止めるな!リモート大作戦!』(2020)


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